薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

倦怠感があっても病名がつかない理由は…未病だからです

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

ホットフラッシュ、倦怠感、ふわふわするめまい、これは更年期の典型的な症状といえると思います。

ただ更年期以外の女性でも十分起こりえる症状ともいえますね。

 

この原因、病院へいっても、なかなか病名が付かない場合もよくあります。

なぜなら、未病だからです。

 

原因がわからず気持ちがもやもやしているなら、中医学が役にたちますよ。

ホットフラッシュ、倦怠感、ふわふわするめまいは、どこから起きているかご紹介します。

 

あくまでも中医学(東洋医学)の考えなので、ご了承ください。

からだの中にある、物質の不足が一番原因しています。

 

特に、血の不足です。

だれもが体の中に普通に持っていると思われている血。実はなかなか血を作るのは難しいことなんです。

 

特に女性は、生理で血が不足する一方で、気(生命エネルギー)は多くなりがちという、アンバランスを招きやすいことも原因しています。

では、なぜ血が不足すると、ホットフラッシュになったり、倦怠感が起きたりするかというと、血は、からだに生じた「異常な熱」を冷ます役割をしているからです。

 

熱が生じたら、水分の血で消そうとします。

ですが、熱がおさまらす、どんどん燃えがあると水分の血は不足するばかりになります。

 

中医学では、ホットフラッシュや倦怠感が起きるときは、熱を冷ます薬膳料理を作ります。

ですが、体質に合わない食材が多い食事や、忙しすぎて血を消耗したりする場合、症状はひどくなるばかりです。

 

病院で降圧剤を出されて飲んでも、なかなかスッキリしない場合、薬膳料理で体質を整えてみてはいかがでしょうか?

食べ物を一から変える必要はなく、少しづつ食生活を変えていけば良くなる可能性はあると思います。

 

このように、ホットフラッシュなどは、病気になってしまっている段階の一つ手前の未病(みびょう)です。

健康と病気のちょうど境目の時期と考えるとわかりやすいです。

 

境目の時に、体質に合った料理を作っていけば、病院のお薬でも治らなかった症状が、自然と引いてしまうこともよくあることです。

原因がわからずもやもやとしているより、病名を告げられて、「そうだったんだ」と気持ちが落ち着くこともあります。

 

ですが、中医学は病気自体を見ずに病気を生んでしまう体質自体を見ていきます。

体質自体をゆっくり食事で整えていきませんか?

 

ホットフラッシュの症状に良い薬膳料理です。

切干し大根と干しぶどうのサラダです。

 

切り干し大根は、消化が進まないときの助っ人的な食材です。

よく煮物にも使いますが、お酢を使ってサラダ風にすると、スッキリ食べやすくなります。

 

【食材】

切り干し大根   消化を促進させる

干しぶどう    精神を安定させる血を補う

みかん      気の巡りを良くする

豆苗       食欲を増進させる

 

唐辛子や激辛料理は、ホットフラッシュなどの症状があるときは、避けていきます。

からだの熱をさらにひどくするからです。

 

病院へいっても病名が出ない症状は、未病と言われています。

こんな症状があれば、未病が専門の国際薬膳師へ一度、ご相談くださいね。

 

更年期の症状がひどくて熱が下がらなかった方も、食事で熱は下がり普段の日常生活にもどられた方もおられます。

薬膳料理を作って美味しく食べて、不調を軽くしていくお手伝いを日々させていただいています。

ご相談はこちらからどうぞ。

 

お読みいただき、ありがとうございました。