薬膳で笑顔咲く

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夏。関節痛の予防にも意外な魚ってある?

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

暑い夏に、スーパーに並ぶ魚、ハモ。

ハモは、湿気の多い風土に多いある体調不良を改善してくれる、ぴったりな魚なのをご存じですか?

 

今、魚売り場には、ハモがたくさん並んでいますよ。

ハモは、湿気の多い季節、からだの中に、停滞して動きづらい水分を、取り除く働きがあります。

 

湿気の多い時期、むくみ、ひざが曲げられないなどの関節痛や、疼痛などの不調におすすめなんです。

湿気は、からだの中に入ると、気や血の巡りを停滞させててしまいます。それで、からだに痛みが出ます。

 

まさに湿気は汚れた水分でからだにとっては、いらない邪気(じゃき)です。

もともとからだが冷えている人や、冷房の中に長時間仕事をされている方は、むくみや関節痛、疼痛になりやすいかもしれません。

 

膝に水がたまると、熱を持ってしまうこともあり、膝を触ると温かいことも多いです。

中医学では、この湿気は熱をおびやすく、梅雨時期の不調に多い原因の一つです。

 

ですが、ちょうど梅雨時期の不調におすすめの食べ物があります。

それが、ハモです。

 

ハモは、冷やす性質もっていて、湿気がからだにたまり、熱を持っている状態のときにおすすめです。

ハモは、湯引きして食べることが多いですが、からだに水分が溜まり熱を持っているときは、さっぱりしたものを食べたいので、これは薬膳でみても理にかなっていますね。

 

膝に水がたまり、関節が曲げにくい、じりじりなんとなく痛みが続く疼痛があるときは、ハモをおすすめします。

昔から夏はハモを食べますが、夏の暑さからくる湿気を追い出すために、必要な食材だったんだと今更ながら、先人の知恵には驚かされます。

 

ハモは、夏にどうして「食べたほうが」いいのでしょうか。

それは湿気からくるむくみや膝に水が溜まる症状でしたね。

旬のハモを利用して、水分をいつも出し切っているお体を目指していきたいですね。

 

お読みいただき、ありがとうございました。