薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

冷え対策に汗を止める薬膳

こんにちは。国際薬膳師 提中 知子です。

 

夏は冬とおなじくらい、冷えに悩む女性が多いですね。

冷房の冷えはもちろん冷えの直接的な原因なのですが、

意外と汗をかきすぎていることも冷えの原因になります。

 

汗をかきすぎると、身体の陰陽のバランスが崩れます。

それで、冷えてしまわれている体質の方もいらっしゃいます。

冷房を我慢しすぎると、汗をじわっとかき、冷えてしまうという感じです。

 

冷えを感じるとき、温活するのが一番!という考えが浮かぶかもしれません。

もしも、汗をかきすぎていたら、汗を止めることがまず大切です。

汗を止めれば、潤いの汗を身体に溜められ、結果、温活につなげることが出来ます。

冷え対策といえば、温活!

温活といえば、アツアツのショウガの入ったサムゲタン、というのもありますが。

その前に出すぎる汗を止め、きちっと汗対策をしましょう。

 

冷房の中にいつもいる人、外にいることが多い人。

ライフスタイルによって、やっぱり、冷え対策もまちまちなのです。

特に更年期の世代の女性は、温めすぎると結果、冷えに傾いてしまう方も多いです。

特に、更年期になると陰(いん)、つまり血や水分が少なくなるためです。

 

温めすぎは、温活から逆に、離れてしまいますので、気を付けましょう。

冷え対策の本当の温活は、持続する温活法と言えるでしょう。

一過性の温活は、すぐに冷めてしまいますから…。

 

  

             【だれでもできる 簡単!汗を止める薬膳】

薬膳といえば、手に入らない食材の料理もありますが、手に入らなければ別になくても構いません。

今回は、缶詰を利用して作ってみます。

 

材料:

●白玉粉        適量

●水(団子用)     適量

●モモ(缶詰)     5切れ(カット)

●ハスの実(薬膳食材) なくてもOK *通販で購入できます 茹でるともちっとした食感で美味しいです

●ハチミツ(純正)   大2程度

●レモン(薄切り)   少々

 

【作り方】:1人分

➀ 白玉団子を作る。耳たぶくらいの柔らかさになるよう水分を調節する。

② ハスの実は硬いので、水から約15分程度茹でる。

ハスの実は薬膳食材です。

③ レモンを薄く切り、缶詰のモモを切る。

④ 鍋にハチミツ(できれば純正のもの)と水を入れ、シロップを作る。

⑤ お皿に、白玉団子、湯がいたハスの実、モモを入れ、シロップをかけレモンを飾る。

 

 

 

これなら、手間もかからず、20分もあればどなたでも十分作れます。

手軽で出来る美味しい薬膳で、お身体ケアはじめましょう。

 

お読みいただき、ありがとうございました。