薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

更年期症状いつくるの?と考えるなら、閉経が指標です

こんにちは。

国際薬膳師 提中 知子です。

 

女性が40代を迎えると、誰の目の前にも更年期の症状がいよいよきたかな~っと現実味を帯びてきます。

ある人は、急に顔がほてったり。

ある人は、顔に湿疹が出来たり。

ある人は、ちょっと躓いて骨折していたり。

 

この更年期の対策や予防は、薬膳ではどんなものがあるのかご紹介します。

まず、更年期は、からだにある陰と陽の分量とバランスの問題に関係します。

 

からだの陰は、血と水分を指します。

そして。

からだの陽は、気、これは生命活動のエネルギーです。

 

陰と陽、血と水分と、気の分量が少ない人は、更年期の症状がひどくなると考えます。

なぜかというと、陰と陽は、からだを維持するために、健康でいるために必要な物質だからです。

 

ですから、まずは、からだの中にある陰と陽を食べもので栄養として摂る必要があります。

これが、更年期のつらい症状を予防するために必要な条件の一つになります。

 

次に、バランスの問題です。

からだの陰と陽のバランスも、崩れると更年期の症状が出やすくなります。

シーソーで例えると、平行であれば、どちらにも傾いていないので、正常な状態です。

つまり、陰と陽の分量が平行であれば、更年期の症状はひどくはならないと考えます。

 

でも、シーソーで例えると、平行でない状態、どちらかに傾いてしまった場合、そのときは異常な状態です。

つまり、陰と陽が、どちらかに傾いたら、更年期の症状がひどくなると考えます。

 

一般的な更年期の症状によい食べ物は、牛乳や、ひじきなどのカルシウムなどが言われます。

薬膳の場合は、生命力の源の腎の弱りが、更年期の症状の悪化につながっていると考えますので、食材では、

腎を養う食材がおすすめになります。

ここには、腎を養うひじきも含まれます。

 

ただ、一番更年期の症状を食い止める方法は、五臓の全体のバランスも大事です。

すすめられた食材を中心に食べても、からだはそんなに簡単に戻るわけではないからです。

 

きちんと、五臓のどこの臓腑が、バランスを崩しているのか把握したうえで、その方にあった食材をアドバイスします。

薬膳の場合、人の体質を「重視」しますから、誰にでも更年期予防になる共通の食材というのは、あってないようなものなのです。

 

更年期の症状の早い遅い時期は、閉経の時期が一つの指標になります。

40代早々で閉経を迎えるなら、更年期の症状はそれだけ早く起きてしまいやすいと考えます。

 

今回は、東洋医学の薬膳ならではの更年期対策、予防法をお伝えしました。

もしも、何をしても、食べても更年期の症状がよくならないなら、まずは、こちらでご相談下さい。

 

体質診断であなたの体質、不調に合う献立を提案できる予防医学の専門家、国際薬膳師がサポートいたします。