薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

むくみは冷えの隠れた原因、薬膳料理で解消できる?

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中知子です。

 

黒豆、はと麦、小豆を入れた炊き込み風ごはんです。

お醤油も出汁も何も入れていませんが、豆の味を楽しめてもちもちほっくりした食感で美味しく仕上がりました。

 

これまでたくさんの方の献立を拝見して思ったことは、黒豆、はと麦、小豆を普段から意識して摂っておられる方が大変少ないと感じてます。

きっと、豆類は硬くて使いづらいことから、面倒くさくてというのが理由かもしれませんね。

 

ごはんの中にもち米を配合しています。

お米は、お腹の消化吸収を高めるはたらき。

もち米は、お米と同じはたらきに、さらに皮膚の内側にある気のはたらきを高めてくれます。

 

もち米はお正月のお餅でしか食べない方も多いと思いますが、もったいないですね。

肌の中に侵入しようとする自然界のウイルスも、肌の中の気(防衛)が高い人には、はねのけられてしまい侵入できません

 

お米ともち米は、同じ穀類でも薬膳では働きが違うので、体調の差異によってうまく使えば病気予防にもなります。

今のご時世、からだの免疫力はどれだけ高めても足りないくらい、ウイルスから身を守るには免疫力は見過ごせませんよね。この免疫力は中医学では、気(生命エネルギー)と同じ解釈ができます。

 

もち米をあえてお米に配合しているワケ、それは寒い季節にありがちな「むくみ」予防の効果を引き出すために使っています。

むくみがあると、体がだるい、やる気が出ない、胃腸が食べものを吸収しづらい、冷えやすいなど不調の根源です。小豆、ハト麦、黒大豆は、むくみの原因の停滞している水分を尿から出してくれるはたらきがあるのでおすすめです。

 

ただ、小豆などは利水の効能が高いため、虚弱な方は、むくみが解消されても冷えてしまうことがあります。

もち米がからだを温めてくれるはたらきもあるので、冷えすぎるのを予防もしてくれます。

 

【食材】 2人分

もち米 0.5合

うるち米 0.5合

小豆   大1  *水煮でも可

黒豆   大2  *煎り豆でも可

はと麦  大1

塩    少々

 

【作り方】

➀もち米とお米は、洗って30分浸水させる。

②もち米、お米と小豆、黒豆、はと麦、塩を入れ、水の分量を量り入れ普通に炊く。

小豆と黒豆は水煮用も売られています。

はと麦は、洗って1時間程度蒸して柔らかくしてから炊きました。

 

むくみは、利水効果のある小豆などで解消されても、他の食材の摂り方次第では、むくみを繰り返す方がおられます。

いったん要らないものを身体から出しても、次に、むくみで水が溜まらないような献立を摂っていくことが、むくみを再発させないよい結果につながります。

 

利水効果のある小豆、黒豆、はと麦も効能は高いので、むくみがある方は、一度ご家庭で作ってみてください。

食べてみて、からだの観察をされるときっと変化を感じられると思います。

利水効果のあする食材は、体質によって摂りすぎると、気を消耗してからだが冷えてしまう方がおられます。

 

からだに良いからと多用は調子を崩すこともありますので、気をつけてください。

そして、むくみに良い食材と効かない食材の二つにわかれているわけではありません。

 

すべての食材をあなたの体質に合うように使い方をお伝えし、むくみが70%起きづらくなる献立の立て方をアドバイスしています。

体調不良で気持ちがもやもやしてしまうなど、毎日がスッキリ過ごせない方は、安心して体調のお悩みを話せる国際薬膳師へ相談されてみませんか?

むくみは予防も十分食事でできる不定愁訴です。一度、かりんるーむで困っていること、つらいこと、ご相談してみませんか?遠方の方は、ズームのオンラインでご相談もしていただけます。

 

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お読みいただきありがとうございました。