薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

糖質制限だけでは痩せられないのは、余分な邪気が原因かも?

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

糖質制限でごはんを食べすぎていないのに、なぜか太ってしまいがちな方おられませんか?

たとえばですが、ごはんを控えても、なぜか太ってしまう方おられます。

糖質を控えているのに、なぜ太ってしまいやすいのか疑問ですよね。

 

またまた古くても役立つ中医学のお話です。

胃腸が、しっかり食べたものを消化吸収できれば、ごはんなど糖質を食べても即太ってしまうことにつながりません。

むしろ、ごはんを控えても、食べたものがしっかり消化吸収できてないときに太る傾向があります。

せっかく糖質を控えているのに、太ってしまうなら、どうすればいいのかということですが。

 

消化吸収できていないとき、そんなときは要注意です。

体に余分な邪気(病気の原因)の存在があるんです。

 

邪気というのは、ひとつはきたない水分(湿 しつ)やいらない余分な熱です。

体にとっては邪気は栄養をできなくしている正体で、邪魔な存在、これが太らせる原因です。

 

特に、本当ならきれいな臓器を潤す水分になるはずが、汚れた水分の湿(しつ)に変わったり。

湿ができると、余分な熱がからだに生じます。

 

口が乾いたり、便秘になったり、口内炎ができたりします。

 

世間一般ではあまり聞こえてこない用語ですが、湿や熱こそ消化吸収を遮るものなんです。

でも、この湿や熱の邪気は、薬膳料理で解消もできます。

 

解消できれば、しっかり消化吸収できるので、ごはんを食べても太ることがなくなってきます。

今回は、胃腸の中にある余分な水分の湿(しつ)や熱をとる薬膳料理です。

 

 

柿ときびの黒米入りごはん

 

ごはんに、お醤油やだしを入れていなくても、柿の甘酸っぱい風味がひきたち一風変わった味?になりました。

柿をお米と一緒に炊いたら、過熱しすぎてよそうときに、つぶれて見た目が悪くなってしまいました。(^^)/

 

柿は、冷やす性質で、胃腸がもたれたり、邪気の湿や 熱で口内炎が出来たとき、コロコロ便秘などにおすすめ。

きびは、げっぷが出たり、胃腸がもたれているときにもおすすめです。

柿やきびは食べ過ぎからくる太る原因に良い食材だなんて、驚きますね。

 

食べ過ぎかな?とか、あまり食べていないのになぜかお腹がもたれるときは、一度作ってみてください。

 

【食材】

白米 1合

黒米 大1/2程度

きび 大1

柿  あんぽ柿など お好み

分量はお好みで調節してください。

 

【炊き方】

白米と黒米、きびは洗って、30分浸水させる。

柿は、小さく切る。

炊飯器に材料を入れて、普通に炊く。

 

太ってしまいやすい方は糖質制限で、ごはんなど食べ過ぎないのももちろん大事です。

加えて、食べすぎかな?っと胃腸の調子に目を向けられると、太りすぎを予防できるかもしれません。

 

薬膳料理は、どんな食材でもそのはたらきに注目して、配合の食材を工夫し作っていきます。

まさか柿をごはんに?っと思いましたが、甘酸っぱい味のごはんならおやつ感覚で食べられそうです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。