薬膳で笑顔咲く

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熱中症対策には、水分補給だけで完璧ですか?

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

連日の猛暑で、熱中症が一番の心配ですよね?

熱中症予防には、まず水分の摂り方が大事と言われます。

 

1日どれくらいの水分が必要?

どんな種類の水分をとればいい?

 

いろいろ情報がある中で、中医学から参考にしていただける情報をお届けします。

同じ気温にいても、熱中症になってしまいやすい人、熱中症にならない人では、何が決めてになるのでしょう?

 

それは、一つは、からだの中にある血と、正常な水分の津液(しんえき)の量が影響しています。

外からの熱が体に入ってきても、血と津液の量がたくさんある人は、消耗する水分が少なくてすみます。

 

反対に、同じ熱を受けても、血と津液の量が少ない人は、消耗する水分が多くなってしまいます。

だから、熱中症になりやすくなります。

 

大事なのは、飲む水分量でなくて、飲んだ水分y食事から血や津液のきれいな水分に変えられる、胃腸のはたらきです。

中医学でも、胃腸のはたらきが、熱中症予防のカギになります。

 

たとえば、水をたくさんごくごく飲めない体質の方がおられます。

これは、もともとからだにきれいでない、停滞している水分がたくさんあることが原因なのです。

 

こういう体質の方は、汚れた水分が多いため、きれいな水分ができずらく、熱中症に気をつけないといけません。

では、中医学からみて、熱中症にかかりにくい方は、どういう体質なのか、簡単に少しあげてみます。

 

✅ いつも食前にお腹がすいて、美味しくごはんを食べられる方。

✅ 水分をごくごく飲める方。

✅ 便通が毎日1回はある方。

✅ 生理の量が多すぎず、少なすぎない方。

✅ お肌が乾燥していない方。

 

中医学では、熱中症予防といっても、あえて水分をたくさんとることだけに注目してないことが分かっていただけるでしょうか?

むしろ、胃腸が食べ物や水分をしっかり吸収できるように、からだを冷やさず、温めすぎないように気をつけます。

 

そのために、

食欲がないからと、冷たいめん類をたくさん食べる方は、控え目にしましょう。

水分は、温かいお茶を飲みましょう。

たくさんの種類の食材を摂るように意識しましょう。

 

熱中症もコロナの感染予防も、中医学では、気という自然治癒力を高めていることが大事です。

そのためにも、3度の食事をあなたの体質に合った献立に近づけていくことがおすすめです。

 

あなたに合う献立、どんな食材で、どんな調理法で、どんな食材は避けた方がいいか、知ってみたいと思いませんか?

マンツーマンの献立サポートで、日々の献立を熱中症予防だけでなく、不定愁訴の改善にお役立てください。

 

国際薬膳師は、体質診断で、あなたのお体に合う食材や献立の立て方のアドバイスをしています。

はじめての方は、ズームや対面で、お気軽に気になる体調面のこと、ご相談もしていただけます。

 

頭痛、便秘、胃腸のお悩みがある方は、熱中症予防と合わせて、お体に向き合ってみませんか?

ご興味があれば、ぜひ、こちらからご相談してみてくださいね。