薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

ストレスや不安感が強く食欲にも影響で始めたらコーヒーの代わりに飲みたいもの

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

不安症の強い女性の方は、こんなシーンに出くわすこと、ありませんか?

たとえばですが仕事で大きいストレスがあって、緊張すると決まって体調を壊したりしてしまう、

お腹が痛くなったり、トイレが近くなったり、逆に便通が悪くなってお腹がもたれたり…。

 

ふだんなら全然平気なのに大事なシーンを前にきまって、体調に不安や波があるときは、前もって準備しておけば慌てずに済みますよ。

それは、サプリではないけど、さっと家から携帯できるからすごく便利。

それに、外出先でも作り方が簡単で、コップにお湯を入れてさっとまぜるだけの手軽さです。

 

出張先のホテル暮らしの時でも、ほら、こんなふうに、すぐ作れますよ。

麦芽とはちみつのホットドリンクです。

 

えっつ?麦芽?

ビールじゃ…。って心配されるかもえしれませんが…。

 

写真右側 「麦芽の粉末とはちみつのホットドリンク」

写真真ん中 「麦芽を粉末にしたもの モルトパウダー」

写真左 「はちみつ」

麦芽って、聞かれたことありませんか?

そうです、大麦を発芽させたもので、よく知られているのはビール造りの原料です。

 

麦芽(ばくが)の写真はこちら

 

麦芽は、大麦を水に浸して発芽させてから、発芽した「芽」と「根っこ」を取って乾燥させたものだそうです。

麦芽に近いものでは、はったい粉があります。

はったい粉は、大麦を焙煎してから石臼などで引いたものです。

 

麦芽とはちみつを混ぜただけのホットドリンクなんですよ。

どちらも、漢方ではなく、普通の食材です。

 

香りはほんのり優しい甘さで、どこか懐かしい感じさえしますよ。

どんな効能があるのかご紹介しますね。

 

【麦芽】 強い緊張や不安がある精神状態のときに出やすい、食欲の低下を予防します。

そういうときの症状を、肝脾不和症(かんぴふわしょう)と中医学ではいいます。

 

肝という臓器はストレスに弱くて、ストレスを感じると体中を巡らせている気を止めてしまいがちです。

それで、胃腸の消化吸収が落ちてしまい、いつまでもお腹が空かないという状態になります。

女性にとっては、生理も肝の健康に左右されているといわれていて、肝は大事な臓器なんです。

 

【はちみつ】 からだの生命エネルギーの気を補います。

胃腸の中にある気のはたらきを高めて、消化吸収を整えてくれます。

 

種類はどんなものでも、お好みのはちみつで結構です。

 

今回は、麦芽を家庭用の粉砕機で粉末にしたものを使いました。

もちろん、麦芽の粉砕したモルトパウダーでも代用できます。

 

薬膳は、漢方薬のような効能の高いお薬に頼らずに食材を使っていく点が違います。

毎日漢方のように、飲み続けないとと思うこともいりませんし、美味しく飲めるので続けやすいです。

 

強い不安感があって食欲に影響しているなら、食欲低下を予防するものを飲みましょう。

麦芽の粉末でなくてもはったい粉で代用されてもOKです。

コーヒーや緑茶をいつも飲まれている方は、からだにいい薬膳茶でからだと対話されるのもいい機会になります。

 

ストレスの原因を取り除ければいいけど、なかなかそうはいきませんし、ストレスを受けたとき、感じるからだの状態は食べるもので少しづつ変えていくことができる点に目をむけていきましょう。

きっと食欲も、生理も、便通もよくなっていくと思われますよ。

 

体調不安や不定愁訴などのご相談もお受けしています。(女性限定)

病院のお薬や漢方薬を飲まれている方でも、ご相談していただけます。

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お読みいただき、ありがとうございました。