こんにちは。
国際薬膳師 提中 知子です。
女性に多い体調のお悩みに、肩こりや頭痛が多いと思います。
マッサージや整体に行くと、スッキリするけど、3日目くらいからまたぶり返してしまう…。
そんなお悩みで、気持ちが沈んだりされていませんか?
1年半前、頭痛と肩こりで10年悩んでこられた、滋賀県在住のY様がご相談に来られました。
1か月に1回は、肩がつまり、頭痛と吐気で病院の点滴を受けられてきたそうです。
日常、出かけるときは前もって、頭痛薬を飲んだりしてしのいでこられたそうです。
ただ、検診では、慢性胃腸炎という診断が下っていて、日常的におくすりが手放せないような状況だったようです。
Y様の体質を診断すると、意外なことが分かりました。
それは、肩こりと頭痛の考えられる原因として、全く「共通点」がありました。
血の巡りの悪さ、そして、血の不足でした。
東洋医学では、巡りが悪いという表現でよく言われますが、これは、血液循環の悪さのことです。
体質診断のあと、Y様のふだんの食事献立を見せていただくと、その原因も見つかりました。
朝食、昼食、夕食の献立の立て方に、固定した献立が見られましたし、食材の選び方にもかなり偏りが見られました。
それから、毎月毎月、少しづつ出来るところから、食材の選び方、献立の立て方をアドバイスしてきました。
ちょうど、半年たったくらいから、頭痛のおこる頻度が減ってこられました。
徐々に、徐々に、って感じでした。
そして、今年の11月末。1年半がたち、さらに体調に良い変化が出てこられました。
頭痛になりそうでも、そのまま起きずに自然と回復してきたり、お薬を飲まなくても治まるようになってこられたそうです。
喜びいっぱいの表情がとても印象的でした。
体質改善というと、何か今まで見たこともないような効果なものを食べたり、食べていたものをやめないといけないなど、制限、制限と厳しいイメージが頭に浮かぶかもしれません。
でも、Y様は、この1年半厳しいとか、難しいとかそんな風なイメージはほとんど持たなかったっとおっしゃっています。
もちろん、食材の摂り方、献立の立て方は、薬膳の方法でアドバイスしているので、最初は戸惑われることもあると思いますが、慣れればどなたでも、続けていくことはできます。
肩こりや頭痛も、冷えから来ることが多く、冷えがあるなら温めて治すのが鉄則なんですが、温める具体的な方法は、人それぞれの体質によって、若干違ってきます。
Y様には、胃腸が冷えていたこと、からだを温める材料の気や血の不足が見られたので、そこを献立で改善していく方法をアドバイスしてきました。
100%肩こりや頭痛を改善することを目標とするのは気持ちもしんどくなります。
そこは大らかに考えて、たとえば、10%でも、20%でも減らしていければ、気持ちの上でもずいぶん違ってくると思います。
いつもの肩こりだと思っていたら、脳の血管の病気を発症したり、することさえあるので気を付けましょう。
肩こりくらいと軽く思わず、年齢とともに変わっていく身体のサインに、目を向ける気持ちをもって過ごしていくのは、健康面からも大事なことですよね。
Y様のように、肩こりと頭痛が慢性的の方でも、一度ご相談されてみませんか?
初めての方には、まず、体調の相談をお伺いしております。
遠方の方は、スマホやパソコンでオンラインでご相談も可能です。
お近くの方は、サロンで直接対面でお伺いできます。
その際は、コロナウイルス感染予防のため、マスク、検温などにご協力をよろしくお願いします。
お読みいただき、ありがとうございました。