薬膳で笑顔咲く

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冬のからだの防寒対策に黒米入りお餅でぱっかぽか

こんにちは。体質改善コンサルタント 国際薬膳師 提中 知子です。

 

防寒対策は、からだの中からが一番確実です。

今回は、からだの防寒対策にも役立つ、黒米をご紹介します。

黒米は、名前のとおり、黒いお米で玄米です。

 

黑と言っても、濃い紫色で香りも白米と異なり良い香りがふわっとします。

白米に入れて炊くと、うっすら紫色の美味しそうな色になります。

 

今回は、黒米いりのお餅を作りました。

もち米は、お米よりも少々値段ははりますが、お米にはないすぐれた効能があるのでご紹介しますね。

 

 

では、お米から説明していきますね。

お米は、胃腸の気を補って、胃腸の消化吸収を高めてくれます。

 

栄養不足で、胃腸の気が足りなくなってしまうと、空腹すぎて、お腹が痛くなることがあります。

そういう時に、お米を食べると痛みが治まるときもあります。

 

もち米は、胃腸と肺の気を補ってくれます。またからだを温める性質です。

肺は、中医学では、からだの表面のお肌の潤いを高めたり、邪気(ウイルスなど)を払ったりできる働きがあります。

 

お肌が乾燥ぎみ、お肌の弱い方は、お肌とつながっている肺の元気が足りないかもしれません。

そういう時に、お餅を食べると肺の気が高まって、お肌もつるんとしてくることは良くあることです。

 

肺の中は、気や血、水分で潤っていると、乾燥したり、アトピーなどの症状は出ないのが普通です。

肺は、あまり意識が向かない臓器かもしれませんが、中医学では胃腸とつながっていて水分代謝にもかかわる大事な臓器と言われています。

 

お米ともち米どちらも、胃腸や肺のはたらきを高めてくれるので、食べ過ぎない範囲でおすすめです。

お肌に赤い湿疹などのトラブルを抱えている方、黄色っぽい痰がでる方は、お餅の食べすぎは熱を生むもとになりますので、控えてください。

 

【黒米入りのお餅の分量】

黒米    大1

もち米   カップ2

 

黒米の栄養もご紹介しておきます。

からだを温める根本の腎を養うので、からだを温め、肌はつやっぽく、髪は黒く、免疫対策にもなります。

特に、黒米は更年期に入ったら積極的に摂りましょう。

更年期のほてりなどの不定愁訴もかなり抑えてくれますよ。

 

黒米入りお餅をスープに入れてみました。

 

お餅をスープに入れると、口に入りやすいので食べやすくなりました。

お餅は、お餅の中にあんこが入っているものが多いですが、肌トラブルを抱えている方は、甘いあんこは控えていきましょう。

 

今年は冬の寒さが厳しいので、からだの中から食べ物で防寒対策をしていきたいですね。

お読みいただき、ありがとうございました。