こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。
3月に入っても、まだ寒さは続いていますね。
先日、風邪の症状に気づきました。
その前の前の日、外でしばらく過ごしていたため、寒かったんです。
熱はなく、ただ、頭痛が少しあって、肩のこりがひどく、足がだるかったんです。
それで、すぐに対処をすることにしました。
からだの不調を感じたとき、まずはじめにすることは体質診断です。
これは、自分の場合でも同じように、中医学の体質診断でします。
今回は、寒い風を受けたことが原因で、風邪のひきはじめの症状とわかりました。
それで、次に、どうして風邪のウイルスが、襲ってきたかを考えました。
そういえば、最近便通が硬めだったんです。
これは、気や血が不足していることが原因なのですが、こういう時はからだの気(免疫力)が不足しているんです。
だから、風邪のウイルスが肌に侵入してきたとわかりました。
葛根湯があったことを思い出して、少しだけお湯にといて飲みました。
次の日。
頭痛、肩こりはなくなり、足のだるさもだいぶん、ましでした。
葛根湯で、風邪もかからずに済みました。
葛根湯は漢方薬ですが、風邪(ウイルス)の原因を発散させることで、免疫力を高める代表的な冬の風邪対策の漢方です。
風邪のひきはじめに使っていきます。
ただ、葛根湯は、風邪ぎみのときだけでなく、頭痛や肩こりのときにも使えます。
気持ちが鬱ぽくなっているときは、一時的に使われてもよいかもしれません。
風邪にかからないのが一番ですが、かかったと思ったら早めに対処すれば、かからずに済みますよ。
これが、中医学の面白いところかもしれませんね。
葛根湯を飲んだ後は、温かいスープやおかゆを食べれば、早く治りますよ。
春の風には、できるだけ当たらないように気を付けて養生しましょう。
お読みいただきありがとうございました。