こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
くだものやさんに、金柑が並んでいました。
みかんは結構好んで食べる方が多いと思いますが、金柑は、どうでしょう?
並んでいるスペースもみかんに比べれば、圧倒的に少ないですよね。
金柑の色鮮やかなオレンジ色は色味もきれいですが、女性にとっては大事な意味があります。
意味を知れば、きっと金柑をもっと好んで食べたいっと、思われると思いますよ。
金柑を黒砂糖と一緒に、ガス火でコトコト加熱しました。
花粉症がつらい、手足が冷たい、胃腸が弱い、便が硬いなど、女性に多い体質の方には、金柑がおすすめの一つです。
なぜなら、女性こそ肝の臓器を大事にした方が良いからです。
花粉症がつらい、手足が冷たい、胃腸が弱い、便が硬いなど、一見症状はバラバラのように見えますが、からだの奥では、原因がつながっていて、血の塊があることで血行を阻害していることが見られます。
からだの肝は、東洋医学では、全身にめぐる血流のコントロール、つまり指揮をします。
なので、肝を元気にしてあげれば、いろいろな不調は和らぐかもしれません。
肝を元気にする金柑を黒砂糖でぽってりと煮て、餅粉が原料の道明寺粉で包んだ薬膳菓子です。
もちっとした食感と、すーっと気分が良くなる香りが美味しく、なかなか合いました。
ぽってり金柑の薬膳菓子
すっきりとした後味で、お腹ももたれにくいです。
暦では春になり、もう花粉も出始め、お肌の弱い女性には、つらい時期かもしれません。
からだに良いものを食べるだけで、あたたかで幸せな気分になれる気がします。
薬膳といっても、聞いたことのない食材を使ったり、美味しくない料理とはまるっきり違うのをお分かりですか?
一口食べれば、素材の持つ美味しさに加え、配合の力で、食べる前とは何か違うような体調の変化も味わえます。
ここで今回紹介しました薬膳菓子は、ほんの一例です。
ふだんの食事を美味しい薬膳にすれば、年齢で変わりやすい体質も強くなり、お悩みの不調や不定愁訴が和らぐきっかけになるかもしれません。
薬でなく、食べ物で体質改善できる体質づくりをマンツーマンでサポートしています。
一緒に笑顔を増やしていきませんか?ご興味があればこちらから、ご紹介しております。
お読みいただき、ありがとうございました。