こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
長年仕事中心の生活を送ってこられた55歳のU様です。
昨年の夏休み、仕事中心の生活を緩め、時間に余裕ができたにもかかわらず、
五十肩の痛みにつらい思いをされてこられました。
なぜ、時間にも気持ちにも余裕が生まれたのに、体がいうことを効かなくなるのか、
疑問に感じておられたようです。
「どうにか何かしないと、この苦痛から逃れない」と思われ、ある決心をされ行動されたのです。
一つは、整体に通われること。
もう一つは、食生活を見直すことだったようです。
U様がおっしゃるように、時間に追われる生活だと、気持ちに余裕がなくなり、
体調にも悪影響があることはもちろんあります。
ただ、時間に追われなくても、体調に悪影響を及ぼす原因があります。
それが、U様がやっと気づかれたきた、食べ物、食事と体調の密接な相互の関係です。
五十肩は、中医学では、簡単にいうと、血、きれいな水分の不足からきます。
それは、もともとの虚弱な体質からもきますが、やはり、毎日の食べ物が関係しています。
U様は、これまで生きるためだけに食事をしてきたようなものだと、おっしゃいました。
美味しいものを食べにいきたいとか、美味しいものを作りたいとか、そういう考えはあまり持っていなかったっとおっしゃいました。
食には食欲という、欲の部分がありますが、この欲は良くなるという意味合いもあるような気がします。
ただ食べることで、生き延びることはできるかもしれません。
でも、食欲があれば、実は年齢によくある不調すら良くすることもできる意味合いもある気がします。
この欲の部分に、U様は1年間の薬膳での食事を学んでいただき、少しづつ理解していただいていると思います。
食べるものと、不調、体調は奥底でつながっていたということにです。
まだ、1年ですからぼんやりかもしれませんが、2年、3年と体質改善を続けていくと、
もっと食べること自体に、今度は貪欲さがでてくるような気がします。
五十肩の様子は、この1年で写真のように、少しづつ少しづつ良い改善がみられています。
もう服の着脱に苦しみが伴うことはなくなったそうです。
また、ぐるぐるふらつくめまい、耳鳴りも、今では感じなくなったそうです。
五十肩とめまい、耳鳴りは、そもそも体質的にきれいな血、水分の不足からきていると診断できたので、血を水分を補える献立内容に変えていけば、きっと良くなっていくはずと思ってました。
お料理が苦手なU様でも、無理なく徐々に食材を摂り入れる方法を毎月資料で、学んでいただきました。
調理のレッスンはゼロで、1回もしていただいてはいません。
U様の食べられる食材(きらいな食材は摂ってもらっていません)をうまく血や水分を補える組み合わせ方法や、調味料の使い方など、学んでいただいてきました。
実際に、3日間の献立を添削して、アドバイスを繰り返してきました。
1年で、元の献立の70%くらいは、薬膳の献立に変化されてきました。
U様が病院だけに通わず、整体や薬膳に興味を持たれ、からだ全体を改善することの大切さに気付かれたのが、今回の改善につながったと思われます。
薬膳は病院とは違い、東洋医学です。からだ全体の体質の中で、気、血、水の何が足りず、何が余っているのかを考えて、五十肩の改善方法を考えていきます。
1年で辞めてしまうと、薬膳の献立を継続して作る自信がないですと、おっしゃいました。
それで、2年目の薬膳献立サポートコースの内容を説明して、「続けてみます」っとおっしゃいました。
薬膳はご自身の体質や体調、生活習慣を考えて、続けていけばきっとお悩みの不調や不定愁訴は体質改善で良くなっていきます。
そのお手伝いを国際薬膳師が、マンツーマンでサポートしております。
ご興味のある方は、一度、お気軽にご相談ください。
ホームページのお問合せから、お待ちしております。
お読みいただき、ありがとうございました。