こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中知子です。
冬とは思えないほど、キッチンの窓からは、柔らかな日差しが届く朝、
ちょっとゆっくりお茶を楽しむことにしてみました。
茶葉は、それぞれを、お鍋に入れて弱火で煎りました。
血行の働きに良い黒豆と、余分な水分を排出する働きのはと麦、目の不調を改善する煎茶、
肝の働きに良いハブ茶をブレンドした薬膳茶です。
キッチン中に、香ばしい茶葉の香りが広がりました。
さっそく出来がったブレンド茶を、温めた急須でいただいてみました。
色合いはほのかな明るい茶色で、香りは、4種類のお茶それぞれの香りがうまく調和していました。
このお茶は4種類合わせることで、互いの効能を引き出しあうので、むくんでいたり、便通が悪かったりしたときなど、からだの調子がいま一つの時におすすめです。
薬膳茶は、漢方薬とは違い、普段の食材や茶葉を使うため苦くて飲めないなどの心配がありません。
加えて、漢方薬のようにいきなり効能を引き出すために強い副作用などの心配もほぼありません。
体のことを考えてブレンドしたお茶を、朝のひと時にゆっくり味わえるのが、一番の贅沢でした。
普段から、食事やお茶をその時の体調に合わせて選んでいくなら、大きな病気にいきなり出会う可能性を減らせていけると思います。
今日も、美味しい薬膳が身近にある暮らしを楽しむことが出来ました。
飲んだあと、少しからだがすっきりした感じがしたのは、からだに停滞している余分な水分が、このブレンド茶で流してくれたからかもしれません。(体質によります)
1杯のお茶で、からだの中もこんなふうに変わっていく不思議な気分を味わえました。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。