今日は、肝臓のおはなしです。
全然、難しくないですよ~。
ぜひ、お付き合いくださいね。
肝臓といわずに、中医学では肝というので、肝でいきましょう。
肝は、性格であらわすとこんな感じです。
女性みたい。
優しくなったり、時にぶつっとふくれたり?
ありますよね。(^^♪
分かりやすい例えでいきましょう。
日本人男性には見かけないかもしれませんが、映画の中ででてくるダンデイーな男性。
こんな男性に、さっと席を譲ってもらったら、もう一瞬で気持ちが和らいで、
ときめいてきませんか?
夫じゃなくて、別の男性ってところがですか?
というより、丁寧に接してもらうと、心地よい気持ちになって優しくなれますね。
こういうときの気分こそ、肝はもとめていますよ。
わたしは中医学を学び、知りました。
肝は、女性にとって胃腸以上に大事な場所だと思っています。
それは、胃腸は、肝の気分次第で調子が良くなったり、悪くなったりするからです。
肝は、薬膳では、樹木にたとえられます。
風がそよそよとふくと、樹木は、風にあわせてゆらゆらと心地よさそうに葉をなびかせます。
この樹木のように、肝は目には見えない気を、体中に巡らせています。
これは、肝が喜んでいるとき。
ただ、いつもこうならいいのですが、時々、肝が怒ることもあります。
それは、生活のさまざまなことで悩んだり、考えこんだり、過度なストレスを感じたときです。
こういうときは、居心地が悪くなり、樹木のように気を巡らすことが出来なくなります。
よく、ストレスを抱えて悩むと食欲なくなりませんか?
あれです。
胃腸の消化って日ごろはあまり意識しない人多いと思います。
でも、もっと体自体に目をむけてみてくださいませんか?
胃腸の調子がおかしいな~。
食べられない~。
チクチク痛いな~。
ゲップで苦しい~。
これは、胃腸もそうですが、肝を整えてあげればなんとでもなります。
誰でも、ストレスなく過ごしたいけど、なかなかできないのが今です。
夫は、いつも自分の話を聞いてくれているのかどうなのか、さっぱり。
家にいたらストレス溜まるから、さっさと友だちとお茶しにいこ~とか。
これはこれで、肝も喜びます。
が、いつも出来るとは限りませんね。
◇ 肝が喜ぶ薬膳茶 ◇
肝を整えながら、胃腸の消化吸収をすすめます。
女性に多い、ストレスからくる食欲のお悩みにいかがですか?
肝を養うジャスミンと小腸に入るいちじくを合わせたブレンドです。
甘酸っぱくて、いちじくも、食感がむにゅむにゅして美味しく食べられます。
〇いちじく
臓腑:小腸、大腸を養う
はたらき:食欲不振に、便秘、下痢に、咳を潤す、のどの痛み
性質;温めもしない冷やしもしない
〇ジャスミン(花、もしくはお茶)
臓腑;肝を養う
はたらき:鬱状態、ため息、胃痛、下痢
性質:温める
【材料】 150ccのカップ2杯
・いちじく 小1個
・ジャスミンの花(ジャスミンテイー) 大1
・ハイビスカス 0、5g~1g
・お湯 300cc
分量はお好みで多少調節してください。
【作り方】
いちじくを洗い、皮ごと食べやすく切り分ける(無農薬を使いました)
茶器に、ジャスミンの花もしくは茶葉、ハイビスカスを入れる。
熱湯を300cc程度入れ、5~6分ふたをして蒸らす。
茶器に注ぐ。
【その他】
ハイビスカスは、酸味が強いため、少量をおすすめします。
酸味を多く取ると、肝は驚き、気を巡らすはたらきに影響します。
薬膳は、身近な食材で十分できます。
その食材の性質、はたらきをうまく他の食材を組み合わせることで、
体質改善の効果を引き出して、小さな不調がまだ体の中にあるときから予防します。
暮らしの中に、取り入れてみませんか?
ひと手間で、自分の身体はきっと大喜びしてくれるに違いありません。
お読みいただき、ありがとうございました。