薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

薬を手放しても、めまいはやっぱり起きません

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

今回は、体質改善のサポートをさせていただいている相談者さまのご紹介をします。

毎月1回、サロンに通い、1か月の間のうちの3日間分の、献立表(食事の)を見せてくださっています。

 

めまいを予防したいと通ってくださっているT様です。

きっけかは、めまいを治すために、病院(耳鼻科)へ行ってお薬をもらわれたそうです。

 

すると、めまいは起こらなかったそうですが、頭の違和感が気になって具合が悪くなり、行かない方が良かったっと後悔されていたんです。

T様には、めまいの予防はお薬よりも、まず食事でやってみましょうっとお話させていただきました。

 

中医学では、めまいを起こしやすい方の特徴として、目には見えない気、そして血の不足と、血と気の停滞が見られることが多いんです。

T様の体質診断でも、気や血の不足が見られました。分かりやすくいうと栄養不足です。

 

 

相談に来られたときの献立を見させていただくと、好き嫌いではなかったのですが、よく献立に使う食材の数が、とても少ない印象を受けました。

これは、大半の方に共通しているのですが、1日の食材の数が少ない人は、めまいをはじめ、不調が多いと感じています。

 

Tさまの食生活をお聞きすると、時間をかけて凝った料理をつくるのが苦手とおっしゃっていました。

そして、お昼は食べないことが多いともおっしゃっていました。

 

T様はこの1年で、めまいを、何とか予防できるまでの献立を作られるようになられています。

少し、めまいが起きそうかな…という瞬間もあるようですが、それでもしのげるようにまで改善されています。

 

調理技術は特にアドバイスはしていませんし、難しい料理を作るようにもアドバイスしていません。

これまで通りの食生活を軸にしながら、そこに気や血を補う料理になるような薬膳のエッセンスをお教えしています。

 

今月の1か月もめまいは、起きそうで起きなかったようです。

これまで何かあるとお薬にすがりついておられたようですが、徐々にお薬なしの生活に移行されてきています。

 

最近T様の献立が、変わってきたことに気づきました。

やっぱり体調をお聞きしても、めまいが起きていません。

 

献立を見させていただくと、めまいが起きてしまうか、それとも、めまいの予防につながるかも想像がつきます。

薬膳の献立にできるまで、慣れなくて難しく感じるところもあったと思いますが、たくさん努力もしてくださいました。

 

めまい予防の献立は、スーパーの食材を使います。

大事なのは、めまいは気や血をしっかり補うために、胃腸を整えていくことです。

 

そして、胃腸のはたらきには肝のはたらきも大事です。

胃腸をよくすれば、不思議と肝も良くなります。

 

今回のヒアリングで、「めまいは、起きていません。」と、

そうはっきり笑顔でおっしゃって下さって、「自信が出てこられたな~っ」とうれしい瞬間でした。

 

薬膳料理は、自分の体質や不調を予防していくためのオーダーメイドの食事です。

みなさんも、どんな料理かのぞいてみませんか?

 

最後まで、お読みいただきありがとうございました。