こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。
今回は、体質改善のコースを受講されている方で、食べ過ぎる、過食傾向が改善されてこられた体験をご紹介します。
今から1年半前に、お越しいただきました。
疲労がたまると、寝込むことが多く、家族に迷惑をかけてしまうことが多いですっと、お悩みだったA 様(42歳女性)は、体調を壊す前には、あるサインが出ていたようです。
それが、過食、食べ過ぎる傾向が治まらないということでした。
良くないと思いつつ、食べ過ぎて、お腹がいつまでも空かないっとおっしゃっていました。
では、なぜ食べ過ぎてしまうのか、中医学からお話しますね。
普通口から食べたものは、気(き)の量が旺盛な方は、どんどん消化されていき、次の食事までに、気や血、水分に変化していきます。
しっかりと気や血などの営養ができると、脳髄にも栄養がいきわたり、お腹は空き、むやみに食べ過ぎてしまう傾向は本来はないのです。
ですが、気の量が少ない方は、食べたものがなかなか消化されずに、いつまでもお腹に食べ物が残ります。
それで、お腹は空かず、いつまでも満腹感でいっぱいなのに、脳髄には栄養が行き届かず、空腹感を感じてしまいます。
お腹と脳がまったく違った反応を示しているかのようです。
このように食べ過ぎてしまうのは、我慢が足りないのではなく、そもそも脳髄の営養不足が起こっているのです。
それで、食事の間に甘いものがやたらとほしくなり、手を出して、余計に具合が悪くなってしまっているわけです。
A様の食べ過ぎは、もともと気の量の不足からおこってました。
大家族で、家事の量が多すぎて、それに比例するような栄養をしっかりと胃腸で吸収できていなかったようです。
もともと冷えが強くて、きちんと食事はとられていましたが、献立をみさせていただくとからだを冷やしてしまう食材や冷やしてしまう食習慣が目に留まりました。
1年半の間、少しづつ食材をお伝えし、1年で約200種類の食材をお伝えし、その中で、どのような食材を使っていけばいいのか、アドバイスを繰り返してきました。
結果的に、胃腸の消化に必要な気の量も多くなり、今では、少し食べ過ぎは抑制できているようです。
体調を崩して寝こんでしまっていた原因は、からだに冷えがあり、消化できずに栄養不足だったことが原因でした。
以前のように、寝込むことは少しづつ減り、お昼に少し休息をとられているようです。
食べ過ぎを防ぐには、食べずに我慢するよりも、もっといい方法があります。
それは、一つは胃腸の消化を良くしたり冷えを改善することです。
冷えている方は、過食傾向にあるからです。
冷えを治すには、温める性質の食材を食べれば治ると思われがちですが、人それぞれ食事の献立の摂り方が根本的は影響しています。
中医学では、陰(血と水分)と、陽(気)のバランスを平衡にしていくことを陰陽平衡(いんようへいこう)といいますが、
陰と陽のバランスを真ん中に整える食事(薬膳)をすれば、自然と冷えは良くなります。
すると、不思議ですが、食べ過ぎて過食傾向になってしまうことはもうなくなっていきます。
A様は、小学生のお子様がおられまだまだ育児の真っ最中ですが、ご家族とご自分の分の献立を工夫をすることで、しっかり体質の改善の体験を積まれています。
もしも、食べ過ぎてしまうなら、からだに目を向けて冷えがないか調べてみるといいですよ。
からだに目を向けてみたい方へは、中医学の体質診断をおすすめします。
ご自身で冷えがあるかどうかは、見方が難しいので、原因も含めて国際薬膳師が説明させていただいています。
ご興味があれば、ホームページから、お問合せください。
体質診断は、こちらから詳しく説明しています。
いつでもご予約受付中です。
お読みいただき、ありがとうございました。