薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

漢方を飲んで冷えは良くなった?それとも…

こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。

 

急に冷え込み、すっかり晩秋の気配です。

今年1月に、7日間の体質改善のお試しをされたN様(47歳)から、ご相談がありました。

 

1か月前から漢方薬局で漢方(煎じ薬)を処方してもらい、飲み始めておられたようです。

ところが、お悩みのお体の冷えの状態は、ほぼ変わらないようです。

 

そして、便通ですが、飲む前はコロコロしていたようですが、飲み始めてからは、さらにコロコロがひどくなったっとおっしゃっていました。

配合されている漢方をみさせていただくと、からだを温める効果のある中薬が、たくさんありました。

ご自身では、飲んで冷えが良くなったのか、まったく判断ができないようでした。

 

N様は、今回、漢方を飲んでも、一向に冷えが良くなっていないということがわかり、「迷ってばかりでは、改善が出来ない」と思われ、「薬膳献立サポートコースで食事で体質改善していきます」っとメールをくださいました

冷えがあるからと言って、効能の高い漢方を飲んで良くなることもありますが、難しい点もあります。

 

それは、気の不足による冷えか、血の不足による冷えか、それとも、今の秋の季節の影響を受けて、乾燥した邪気によって、血が消耗していることによる冷えなのか、きちんと見抜いていくことが大切です。

そして、普通の食材を使う献立は効果が遅い反面、言い換えれば緩やかに体に作用するため、かえって体質改善には良い場合もあります。

 

N様は、漢方の副作用的な影響なのか、声につやや伸びがなく、乾燥状態になっておられ、からだを温めすぎておられるように感じました。

N様は、これまで、冷えに対してビタミンを飲まれたり、漢方を飲まれたり、いろいろ努力もされておられました。「やっぱり私の体質に合った献立を教えてもらった方がいいと思います」っと、きっぱり話されました。

 

漢方に頼らず、まずは、普通の食事で体質改善して、冷えを改善していこうとされているN様の、体調と気持ちの上でも、しっかりサポートをしていきたいと思います。

来年の今ごろは、今年よりも、声に艶が出て、便通もコロコロが良くなり、冷えも少しは解消され、笑顔が増えていてくださればと願っています。

 

昨年1月 N様

薬膳献立サポートコースの7日間体験コースを受けられたときのビフォー&アフター

たった7日間でも、お悩みの胃腸、むくみ、便通が良くなっておられました。

 

お読みいただき、ありがとうございました。