こんにちは。国際薬膳師 提中 知子です。
更年期の女性に多い病気に、骨の変形や骨粗鬆症があります。
特に年齢とともに、手の第一関節が変形したりすることはよくあります。
そして、骨粗鬆症で悩む方も多くなりますね。
そんなとき、どんな食べ物が良いのでしょう?
大豆は、女性ホルモンにも似たはたらきがあって、たくさん食べることがすすめられています。
では、中医学ではどうでしょう?
中医学では、骨の病気には、脾や肺、腎の健康と深いつながりがあるといわれているんです。
骨の病気だからといっても、骨だけに目を留めず、からだ全体のバランスを見直すのが早道です。
からだの臓器はそれぞれつながっていて、お互いの働きに支えられているからです。
たとえば、みなさんは胃腸の不調とか、感じたりしませんか?
食後にお腹がはってしまうとか、そもそも食欲が出ないとか…。
むかつきがあったり、嘔吐したり、これでは、骨を養う腎に栄養が届いていきません。
つまり、胃腸の働きが良くないと、骨の健康にも影響が及んでしまうと考えられているからです。
美味しく食べられ、お腹が空き、消化が良い状態なら、骨の病気があってもってもは減っていきます。
骨の病気は、薬膳で少しづつ予防していくことも出来ます。
大豆を意識して食べているけど、骨粗鬆症が良くならない…というお悩みの方は、薬膳料理で予防していきましょう。
一日3度の食事が、骨を強くする献立になるように、胃腸、肺、腎を強くしていきましょう。
それが、一番の効果的な骨活になるかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。