こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
からだの疲れが取れない~、年々からだが衰えてきている、そう感じるときありませんか?
相談してくださったのは、50代の女性です。
腎臓の深刻な病名を告げられて、病院からすすめられた治療法について、悩まれているようです。
薬膳をしている私に、どんな食べ物を食べればいいですか?っと聞いてくださいました。
病院では、全然何を食べればいいか、アドバイスが何もないのですっと、おっしゃいます。
そういえば、私にも経験あることですが、どうして深刻な病気に対しても、食事の細やかなアドバイスがないのか、っと思ったことがあります。
でも、薬膳を学び少しわかった気がします。
それは、現代の医学は、病気は薬で治すもので、食材で治すとか、そういう考えがそもそも当てはまらないということです。
一方、薬膳はどうでしょう?薬膳は、東洋医学ですから、見方が対照的です。
どんな小さな不調に対しても、不調そのものより、なぜそのような不調が出たのか、体質から見ます。
そして、体質を変えれば不調がなくなるという見方をして、体質に合った食材を使って料理を作ります。
薬というのは、病気に対して使うもので、病気は、最初から病気ではなく、未病の状態があるはずですよね。
小さな不調が未病で、その未病の時から、薬膳料理でひどくならないように気を付けていきます。
腎の病に対しても薬膳では、気が左右します。
薬膳を知るまで、これほどまでに腎の存在を大切に思ったことはありません。
からだ全体を温める根源のはたらきが、中医学の腎です。
現代医学にように、尿を作るだけが働きとは考えていません。
でも、難しく考えなくて良いのです。
スーパーに売っている栗、栗は腎に良い食材です。
特に、40代後半からは、腎が弱り、さまざまな病気を発症しやすくなります。
病気を考えて過ごすことはいりませんが、いつでも美味しく食べながらも、どこかからだに愛情を持つことは、
大事なことだと思われませんか?
病気は急には来ないもので、小さな不調をそのまんまに放っておくことから来ます。
今日も元気に過ごせたのは、腎から出ている元の気、原気、元気があるからです。(中医学)
栗を食べて、腎を強くしていきましょう。
「腎わり温める栗の薬膳スープ」
今からだにできることを、出来ることから始めてみませんか?
女性の不定愁訴は、小さなうちなら薬膳料理でひどくならないように予防もできます。
個人個人の不調、体質、食習慣に合った薬膳料理(献立)の立て方のサポートをしています。
気になる方は、一度、ホームページのこちらの記事でご案内していますのでご覧ください。
2月は暦では春ですが、三寒四温で体調を壊しやすい季節です。
特に外気の寒さも病気を発症しやすい原因の一つですから、からだを防寒して過ごしましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。