薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

黑白大福もちで美味しく食べて尿漏れ予防対策

こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。

 

真っ黒なお餅に包丁をいれると、まるで栗のようなほくほく触感の白色の餡を包んだ薬膳大福餅を作りました。

 

こちらの薬膳餅は、女性のお困りの不調「尿漏れ」の予防におすすめの食材を使っています。

尿漏れは、寒い冬にも起こりやすいですが、季節に関係なく年中起こりやすい不調です。

 

お餅の中の餡は、尿漏れに良いといわれる「はすの実」と「白いんげん豆」を合わせました。

「はすの実」は、はすの種子で、はす(蓮)の花が枯れた後、茶色のかたくの中にできる実のことです。

 

このはすの実、薬膳料理には良く使われる食材で、加熱すると甘味があり、とてもおいしいくいただけます。

はすの実は、体質的に気や血が少ない体質で、尿漏れ、下痢、おりものが多い、不正出血などの「漏れる」不調を予防する、とても頼りになる食材です。

 

こちらが、はすの実。硬いまま売られていますが、水につけ、加熱するとまるで食感は、栗のような食感です。

特徴のある香りは、まるで森林浴をしているかのような、すがすがしい爽快感。

 

 

貧血ぎみで、動悸を感じる方にもとてもおすすめの食材です。

薬膳では、はすの実は、五臓の腎を強くするはたらきがあるといわれています。

 

腎が弱っていると、いろんな漏れの症状が出やすくなり、はすの実で腎を補うことで漏れの症状が予防出来ます。

同時に、白いんげん豆も、腎を補い、腎のはたらきを高めます。

 

お餅の皮は、真っ黒ですが、黑ごまを使っています。

黑ごまは、腎のはたらきを高め、コロコロ便秘の方にもおすすめの食材です。

 

【食材】

黑ごま

白いんげん豆

はすの実

白玉粉

てんさい糖

 

【作り方】

白いんげん豆は、水からゆで沸騰後お湯を捨て、もう一度加熱する。(60分程度)

はすの実は、15分水につけ、水から20分程度加熱する。

白いんげん豆とはすの実をあわせ、甜菜糖、塩で味を調整する。

白玉粉と甜菜糖、黑ごまを合わせ、水を入れ、ボウルでレンジ500wで3分加熱する。

片栗粉をつけながら、出来た皮で、白いんげん豆とはすの実の餡を包む。

 

食べたものは、すぐに胃腸で消化され、からだに合っていると漏れの症状も和らぐことがあります。

ふだんの食事も美味しくいただきながら、からだに合ったものを選んで取り入れ、不調を未然に防いでいきたいものですね。

 

尿漏れでお悩みの方にも、個人に合う食材のアドバイスで、日々のお料理で予防の方法をサポートしています。

ご興味があれば、お問いあわせからお気軽におたずねくださいね。

 

お読みいただき、ありがとうございました。