こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
風邪の症状だと思っていたら、頭痛にのどが痛くなってきた。
調べたら、コロナだった。
インフルエンザで熱が40度近くまで上がって、しんどい思いをした。
最近は、コロナもインフルエンザも身近に普通に流行していますね。
やっぱり、以前ほど予防に敏感でなくなっているからでしょうか。
ところで、コロナでもインフルエンザでも、共通しているのは、熱の症状です。
体温計で熱はもう下がっているので、実際には、熱はないように思いますが、
実は、のどの痛み、咳が出つづける、声がれなどは、まさに、熱の症状からきていることがあります。
コロナウイルスやインフルエンザウイルスは、肌やのどから侵入し肺の中に入ります。
肺の中に、きれいな血や水分(栄養)がたくさんある人は、熱が下がったあと、のどの痛みや、咳、声がれなどの不快な症状は軽く済みます。
案外、軽く済んでしまう方は、日ごろから、便通が良く、食欲もあり、睡眠も順調なほうです。
ですが、反対に、いつまでも、のどの痛みがあったり、咳が続いたり、声がれの不快な症状が続くことって意外と多いんですよね。
こういう人は、どちらかというと便通が悪く、食欲も少なく、睡眠も順調でないことが多いんです。
そもそもコロナやインフルエンザにかかっても、軽い症状で済んでしまうか、それとも、長引くかは、もともとの体質と、日ごろからの食事の内容がすごく関係しているんです。
病院のお薬をもらって飲んでも、なかなかスッキリしないなら、つらい中ですが、そのときこそ食事に気を付けていくことが大事になります。
では、コロナやインフルエンザにかかったら、何に気をつければよいでしょうか?
それは単に水分を多くとるというより、水分をわかせる食べ物を摂ること、これが、熱をおさえるので大事になります。
からだにきれいな水分を増やせれば、のどの痛みや、咳、声がれなどの不快な症状は、治まっていくと思います。
つまり、からだにきれいな水分が多い人ほど、早く完治するわけです。(中医学ではです)
では、どんな食べ物を食べれば、のどの痛みや、咳、声がれなどに良いのでしょう?
それは、イチジクです。イチジクは、とってもおすすめな果物です。
そろそろ旬をむかえていますから、スーパ―に行けば並んでいますよ。
薬膳の効能では、イチジクは、足りない水分を補って、低下した胃腸のはたらきを高めて、声がれや、のどの痛みも改善してくれます。
果物は身近にありすぎて、そんな効能があるのを知らない人って、以外と多いです。
コロナもインフルエンザもかかった後、熱がおさまってきた「あと」が大事です。
イチジクを食べて、自然治癒力を最大限に発揮して、早く完治していきましょう。
間違っても、水分をたくさん飲みすぎて、消化されずに行き場の失った汚い水分をからだに(肺)溜めないように気を付けましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。