こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
晴れ間が少なく、じめじめ蒸し暑い気候は、片頭痛や便秘、肩こりなどの不定愁訴を抱えやすいです。
これは、じめじめの原因の「湿気」が体調を崩してしまう原因だと、知っておられましたか?
今回の薬膳料理は、この湿気がからだの中へ入っても、体調を崩しにくくするスープをご紹介します。
「ほうれん草とジャガイモの薬膳スープ」
薬膳料理は、普通の食材を使って献立をたてるので、劇的に不調を改善できるものではないのですが、
不調を極力小さくする予防的な効果は、十分期待ができます。
湿気は、からだの中に入り込むと、からだに悪さをするようです。
特に、からだの中の気(目には見えないもの)とか、血の巡りを弱めてしまうんです。
湿気があっても、食事で気や血を十分巡らせることが出来れば、不調を極力少なくすることが出来ます。
今回使った、ほうれん草は血を補う食材。
じゃがいもは気を補う食材です。
気や血を補う食材を一緒に食べることで、気や血の巡りをよくするはたらきが出ます。
スープに定番の玉ねぎでももちろ良いのですが、じゃがいものほんわりした甘味が、
ほうれん草の苦味をちょうど消してくれ、美味しくさせてくれます。
「作り方」
➀ほうれんそうをさっとゆがいて、水分を切る。
②じゃがいもを蒸しておく。
③ほうれんそうと、じゃがいもと少量の水を合わせて、攪拌する。
④鍋に③を入れ、水と牛乳、チキンスープ(野菜スープでも可)、塩で味付けする。
⑤アーモンドをみじん切りにして、トッピングに飾る。
美味しくするコツは、じゃがいもをほうれん草よりも、3倍ほど多い分量にします。
(個人差があります)
【材料】
じゃがいも
ほうれんそう
牛乳
アーモンド
チキンスープ(顆粒)
水
スープは、胃腸の調子を高めるので、梅雨のじめじめの時期にはおすすめです。
薬膳料理で、起きやすい不定愁訴を予防して、毎日を爽快に過ごしていきたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。