薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

春。体調不良を招かないために「〇豆」がおすすめ

こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。

 

 

白いんげん豆とにんじんをことこと甘く煮込みました。

でも、白いんげんって、珍しいかもしれませんね。

 

白いんげん豆は、薬膳ではどんな効能があるのか、ちょっと説明させていただきます。

大豆や黒豆も同じ豆なので、同じような効能があると思われがちですが、ちょっと違っています。

 

白いんげん豆は、補腎といって、からだの五臓の腎を養います。

補腎というのは、年齢的に40代、50代の女性にとっては、とっても大事な働きをします。

 

たとえば、40代、50代になると、腎が弱り、結果的に、頻尿や白髪が増えてきた、また、ホットフラッシュなどの不調が出やすくなります。

そんなとき、腎を強めれば、頻尿や白髪、ホットフラッシュにも良い働きがあります。

 

今回、北海道産の白いんげんを、にんじんと一緒に甘く煮込みました。

白いんげん、にんじんの甘さと、はちみつの甘さとうまく調和して、美味しく仕上がりました。

 

ちなみに、大豆や黒豆は、薬膳の効能では、利水といって、要らない水分を排出する働きが強いです。

同じ豆類でも、白いんげん豆は、足りない栄養を補う効果が期待できる食材になります。

 

豆類は、炊くのに時間がかかりますが、その分、からだには大事な働きもあるので、

一度、ことこととゆっくり豆を炊いてみてはいかがでしょうか?

 

春は風がよく吹いて、貧血ぎみの女性には、不調を招きやすい季節です。

お元気に過ごしていただくために、ぜひ、甘い白いんげん豆を薬膳風に召し上がってみてくださいね。

 

お読みいただき、ありがとうございました。