薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

酷暑で弱りがちな胃腸に「冬〇の薬膳スープ」

こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。

 

酷暑が続く毎日、キッチンにたって加熱調理するのがおっくうになっていませんか?

それで、つい、のどごしの良い麺類などが中心になることもあるかもしれませんね。

 

ですが、麺類などの冷たくてのどごしの良いものを食べ過ぎると、胃腸の不調やむくみなどの不調を招きやすくなります。

なぜでしょうか?

 

それは、胃腸が冷えたことで、食べたものがいつまでも胃腸に停滞し、からだを動かす元の気や血にならないからです。

でも、食べるものを少し意識するだけで、胃腸を健やかににしてこの酷暑も健やかに乗り切ることができます。

 

そこで、今回ご紹介する薬膳料理は、あたたかいスープです。

「冬瓜としめじのスープ」

 

 

「冬瓜としめじのスープ」

冬瓜の栄養効果、ご存じですか?

冬瓜は、薬膳では、清熱解毒という効能があります。

 

消化せず、いつまでも胃腸にたべものが残ると、熱が生じます。

そういうとき、冬瓜は、熱をとり、その毒を消します。

 

また、利尿効果もあるので、からだの停滞している水分も、うまく排出しやすくしてくれます。

こんな効能がある冬瓜、今の季節にぴったりです。

 

しめじ、たまねぎ、豆乳、コーンも入っているので、その相乗効果で、からだの中はすっきりしやすくなるでしょう。冬瓜はたんぱくな味なので、玉ねぎやしめじを入れることで、こくが出て食べやすいですよ。

 

胃腸に温かいものが入るだけで、消化がすすみやすくなりますから、おすすめです。

では、作り方を簡単にご紹介します。

 

➀玉ねぎとしめじを少量の油でいためる。

②冬瓜は小さく切り、ゆでておく。

③フードプロセッサーに玉ねぎ、しめじ、ゆでた冬瓜と汁を入れ1分程度攪拌する。

④③を鍋に入れ、豆乳、塩、ゆでたコーンも入れる。

味付けは、今回は塩のみ。

 

「材料」

玉ねぎ大1個、しめじ1/2房、冬瓜約500g、豆乳100㏄、コーン約30g

 

多少、手間はかかりますが、胃腸が喜ぶこと間違いなしです。

薬膳料理で、更年期の体調不良を少しでも減らして毎日を元気に過ごしていきましょう。

 

お読みいただき、ありがとうございました。