こんにちは。国際薬膳師 提中知子です。
今、妊活中のT様の食から体質改善サポートをしています。
始めは、体質診断で体質を分析させていただきました。
診断で分かったことは、気虚(ききょ)、血虚(けっきょ)体質ということ、
それに血お(けつお)体質ということも分かりました。
中医学、薬膳では、体質診断でその方の体質を最初にお調べしています。
人によってそれぞれ体質が異なっているためです。
気虚(ききょ)体質、血虚(けっきょ)体質、血お体質ってなあに?
気虚体質の方は、
冷えやすいです。
からだの中の気の量が少ないためです。
血虚体質の方は、
血が不足しがちで、めまいなども起きやすいです。
気虚体質の方と同じく、冷えやすいです。
血お体質の方は、肩こりや頭痛、生理痛など、痛みが出やすいです。
この体質の方も、冷えやすいです。
体質診断の後、1日分の食事の献立をカウンセリングさせていただきました。
T様の場合、20代から約10年間、痩せたい思いで食事を制限されてきた過去があるようです。
ですので、その名残なのか、食べない傾向の献立内容が少しだけ見られました。
中医学では、8つの体質によって体質ごとにどんな食べ物を食べればいいのか、分かれてきます。
特に妊活中の方は、気虚、血虚、気滞、血お体質などが多いようです。
「虚」というのは、足りないということですから、単純に営養不足状態ということになります。
太りたくないから、痩せたいから、と思い続けてこられた結果、
食べないため気が不足して、血不足になり、子供がすぐに授かれない不妊の体質に
なってしまわれたようです。
それでも、T様は、この2か月で顕著に改善がみられています。
あっという間に、家庭料理が、薬膳風に変わってこられています。
朝はパンとジュースがお好きなので、メインで食べておられました。
その献立が、がらっと変わられてきました。
今までは、全く体にとって良くない食事だったということに気づかれたようです。
「まさか、食事が不妊につながっていたとは、思いもしませんでした」っとおっしゃっています。
わたしは、栄養面、調理法、どんな食材を摂っていけばいいか、毎月アドバイスしていきます。
まだ、2回しかアドバイスしていないのですが、T様の食べるものが本当のお薬になっている気がします。
薬膳では、薬食同源と言います。
普通の食材でも、体質改善できるまでお薬になるように組み合わせていきます。
食欲が出て、夜のごはんも食べられるようになって、生理の量も増えて、生理の経血も鮮血になって…。
割れた右爪が治って、下半身の冷えがましになって、首の湿疹も完全に消えて…。
こういう状態まで、身体に明るい兆しが見られました。
妊活されている方は、ご存じのように温活が大事です。
それも、中医学的には、持続する温活がよいですね。
一瞬ぱっと温まったけど、2、3日したら、また元に戻ったという温活ではもったいない気がします。
そのために、ご自身の体質を知っていただきたいです。
そして、自分の体質にどんな食材が今は合うのか、学んでいただきたいです。
おしゃれな薬膳料理は毎日できなくても全然、妊活に関係ありません。
わたしは、薬膳料理実習もT様にはしていませし、座学だけでサポートしています。
もっともっと食べるものを体質にあわせていけば、
自然と傾きかけた身体のバランスが元に戻り、平和な体質になり、
妊娠しやすい体質に生まれ変わると思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ご自身の体質どんな体質か調べられてみませんか?
初回カウンセリングで、体質チェックをさせていただき、どんな体質なのかお調べさせていただいています。
お読みいただき、ありがとうございました。