薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

妊娠がわかったら、つぎは食事に目を向けましょう

こんにちは。

 

国際薬膳師 提中 知子です。

 

不妊治療して、やっとの思いで赤ちゃんが授かれたら、そのあとどんなことに気を付けたらいいですか?

 

それは、赤ちゃんが無事出産まで、お腹の中ですくすく育つためのお母さんの食事です。

 

食事こそ、赤ちゃんへのお母さんからの大きなプレゼントです。

 

 

不妊治療中、不安やストレスでかなりしんどい思いされてませんでしたか?

 

きっとからだの中は、気や血、きれいな水分も不足しているかもしれません。

 

これでは、赤ちゃんも栄養不足になってしまいます。

 

中医学では、からだに必要な気や血、きれいな水分が足りないと、さまざまな不調が出ると考えられます。

 

お母さんのからだに、気や血が少ない状態では、赤ちゃん自身も栄養が十分もらえないことになります。

 

 

妊娠後の食事は、赤ちゃんとお母さんが、元気でい続けるために大切です。

 

人の体質は、生まれながらの先天的なものと、生まれた後の後天的なものが合わさってできていると考えています。

 

お腹にいる間に、赤ちゃんの先天的な体質が出来上がります。

 

不妊治療で栄養不足ぎみのお母さんのからだに、大切な食材があります。

 

それは、腰にある腎(臓)を養う食材です。

 

 

腎は生命の根本と考えられていて、からだの中の胃腸やその他の臓器も温める役割があります。

 

腎が弱ってしまうと、からだが冷えて流産してしまうことにもつながります。

 

 

(おすすめの食材)  栗、いか、ほしぶどう、黒豆、ニラ、うなぎ、ほたて、豚肉、牡蛎など

 

ふだんのお食事に少しづつ摂り入れてみてください。

 

食材はお薬になります。

 

食事に気を付けて、元気な赤ちゃんをお腹でじっくり育てていかれることを望んでいます。

 

 

私は双子を妊娠していたとき、薬膳を知りませんでした。

 

自分の好きなものを普通に食べ、食事に特に気を付けていませんでした。

 

もっとからだのことを考えた食材を食べていたら、出産後、子供も病気をせずにすんでいたのでは?っと思いました。

 

娘は生後すぐにアトピーの症状が出始め、息子は肺、呼吸の病気で1か月も集中治療室に入院しました。

 

妊娠中の食事が、赤ちゃんの生まれた後の体質や病気につながっていることもお伝えしたいと思いました。

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。