こんにちは。
国際薬膳師 提中 知子です。
秋になって、風がよく吹き、外気が日に日に冷たく感じ乾燥してきましたね。
いつもの季節より口の渇きが気になったり、髪がぱさついたりしていませんか?
これ、外気の乾燥が、からだの中に特に、肺の中に入り込んでいることが原因の一つです。
もしも、口の渇きや、髪がぱさついたかな?って思ったら、次はめまいに気を付けましょう。
口の渇き、髪のぱさつき、それに、めまいの原因が全部、秋の乾燥の外気が関係していることが多いからです。
思っている以上に、からだの肺は、乾燥に弱いんです。
特に、日ごろから、こんな体調が気になる方は、肺がすでに乾燥して困っているかもしれません。
☑ 便がコロコロしている
☑ 声を出そうとしてもすーっと通りにくい
☑ お肌がざらざらしている
☑ 小さな渇いた咳が出やすい
☑ 顔が白っぽい
☑ 風邪を引きやすい
☑ 落ち込みやすいなど
薬膳は、季節の秋の外気で弱りがちな肺に良い食材を食べて養生し、不調を防ぐ治療食にします。
口の乾燥、髪の乾燥、めまいなども予防できる薬膳料理。
今回は、家族も一緒に食べられる、さっぱり味の手軽なお寿司をご紹介します。
~乾燥した外気で困った五臓の肺を養生~
【菊花とみょうがのお寿司】
(食材)
米
食用菊 お酢少量でさっと湯がいて絞る
みょうが 千切り
かに(かに缶)
きゅうり 細かく切って塩でもむ
すし酢 酢、すだち、はちみつ、塩
夏の残暑が残るころの、秋の外気は、乾燥しまた、朝晩は涼しくも感じます。
菊花(黄色の乾燥した菊の花)とみょうは秋の外気の邪気(じゃき)を追い出していきます。
肺の中に入ってしまった邪気は、肺の中の血や水分を消耗させ熱を生み出すことさえあります。
きゅうり、かにを具材に入れて、その熱を追い出します。
すし酢には、すだち、ハチミツを使い、気や気の巡りを良くしました。
秋に体調不良で、寝込んでしまう方は、もしかするとこの秋の乾燥した外気が原因かもしれません。
あれ?何かいつもと違う、体調不良かな?っと思ったら、。
それは、シーソーで例えると平行からどちからかに偏ってしまっている、バランスの崩れのサインです。
でも、必要以上に不安がることはいりません。
サインを出している体に目を向けてみるのは、良い機会です。
早めに食事で対処すれば、元に回復してくれます。
薬膳サロンつむぎでは、体調と食事のご相談をお受けしています。
冷えや更年期、赤ちゃんが欲しい、それ以外のお悩みでもご相談していただけます。(女性対象)
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体調のお悩みを相談してスッキリさせれば、秋の季節はまだまだ私たちを楽しませてくれるでしょう。