薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

空腹感がないのに過食、胃の不調以外にもあるサインって?

こんにちは。

国際薬膳師 提中 知子です。

 

今回は、空腹感もないのに食べすぎる、食べすぎからどんな不定愁訴がおきやすいかをご紹介します。

食事の時間が来れば、お腹が特に空いてなくても、いつもと同じようにごはん(食事)をとるのが日課になっていませんか?

 

たとえば、朝起きて、ごはんの準備をしていても、なんか食べたい気がしないな~とか。

気づけば、ちょっとゲップが出ていたり、そんなことありませんか?

 

そういう時でも、お腹いっぱい食べ続けていると、胃腸はどんな状態になるのか、想像してみましょう。

胃腸は、いつまでたっても、お昼になってもお腹が空かずスッキリしないものですよね。

 

消化が出来ていない状態で、さらにどんどん食べ物が口から入ってくると、消化不良をおこしてしまいます。

中医学では、こういう状態を「食積」しょくせき、とよんでいます。

 

食積は、食べたものが消化できず、胃の中に食べ物が停滞している病的な状態です。

こういうとき、サインとして、膨満感、吐き気、嘔吐、胃痛、お腹が張る、ガスが出る、便が悪臭、下痢になったりします。

こんなサイン出ていませんか?

 

過食気味の方も、こういう食積の状態から不調を感じやすいです。

 

この食べすぎは、胃の中に熱が溜まってしまうと考えます。(中医学)

この熱は、体温を上げる熱でなく、邪気という病気の原因にもなるものなんですね。

 

そして、この熱は、胃腸の正常な血や津液(水分)を奪ってしまうんです。

なので、胃の中に、熱がある状態なら、食材で熱を冷ます(冷やす)ことが大事になってきます。

 

食べすぎの熱をとらないと、この熱の邪気は、からだの血や正常な水分を消耗させ、冷えの原因にもなってしまいます。

からだが冷えているのは、もしかして食積があるからかもしれませんよ。

 

さきほどの食積のサインが少しでもあるなら、下記のおすすめの食材が良いですよ。

 

【お腹が空かない、過食ぎみの方におすすめの食材】

大根、かぶ、大麦

 

大麦は、スーパーのお米やもち米の同じ売り場に、年中置いてあることが多いです。

使い方は、お米1合に対し、大麦を大1、2程度入れてみることから始めるといいでしょう。

 

食積は熱が溜まっています。

この熱は、冷やすことで排除しましょう。

 

大麦は、お米と違い、胃腸の中の要らない熱を摂ってくれます。

断食でリセットもいいですが、こういう場合は、熱を冷ます大根などの食材で、早めに解消しましょう。

 

なかなか食べすぎ、過食が改善されずにお困りなら、一度国際薬膳師へご相談ください。

相談は、いつでもご予約いただければ可能です。

 

体調不良を感じたら、放っておかずに対処されると、気持ちもスッキリしてきますよ。

ご相談は、かりんるーむで対面で、また、ズームのオンラインでも可能です。

 

年末は、29日~お休みさせていただきます。今年の悩みは、今年中に解消させていきませんか?

ご相談は、こちらからご案内しております。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。