薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

ビギナーさんに多い、薬膳食材の栄養に惹かれすぎて盲目になってなあい?

こんにちは。国際薬膳師  体質改善コンサルタント 提中知子です。

 

今日は薬膳ビギナーさまに良くある勘違いについて、ご紹介します。

薬膳ってからだにいいよね~って、いきなりこんな無茶なことはじめていませんか?

 

それは、本格薬膳食材の過信に陥ること。

たとえば、一つがなつめです。

 

 

ネットで薬膳茶と検索すると、「なつめ」が入っている薬膳茶が多く見られます。

なつめは、中国産がほとんどですが、安全性に敏感な方なら、有機のものもネットではありますよ。

 

ただ、なつめの使い方を知らないととんでもないことに。

それが、なつめで体調を悪くしたり、悪化させたりすることもあるということなんですね。

 

どうして薬膳食材でからだに良いなつめで、体調が悪くなったりするのか気になりますね。

なつめの効能は、虚弱体質の女性に向いています。

たとえば、めまいでふらつく、食欲不振、眠れないなどの症状があるときには、おすすめです。

 

でも、食材の栄養、効能ばかりを見ていると、からだの状態、体調がないがしろにされやすいんです。

めまいふらつく、食欲不振、眠れない症状の人でも、原因が虚弱体質から来ていない場合があるんです。

 

たとえば、水分代謝が悪くて、水分がからだに溜まっている痰湿体質の人が当てはまります。

痰湿体質、あるいは痰湿体質に一時的になっている人でも、めまいでふらつく、食欲不振、眠れない症状が出るんです。

なつめは、生命エネルギーの気、精神安定の血などを補う効能に優れてるので、使いすぎると、体調を崩してしまう場合があるんです。

 

痰湿体質で、水分が溜まっている人は気を付けましょう。

なつめがいいからと言って、毎日なつめが入っている薬膳茶を飲めば、なつめが悪さもします。

具体的には、からだに熱が溜まったり、巡りが悪くなってしまいやすく、体調が悪くなることもあります。

 

実は、薬膳ビギナーのとき、同じ失敗をした経験があるんですよ。何度も。

なつめを良く食べているのに、舌に苔がべったりついて、めまいでふらついたり、眠れないなどの症状に出会いました。

 

理由は、なつめの効能が良すぎて、体調に合っていなかったこと。

少しご理解いただけましたか?

いきなり、薬膳食材を使った薬膳茶を飲むのは、効能を期待する裏で、効能の高さゆえのリスクも同時に知っていただきたいということです。

 

薬膳ビギナー様が、薬膳茶を習われたなら、その講師の方に、どんなときになつめを食べればいいのか、どれくらいを一度に食べればいいのか、聞いてみられるといですよ。

きちんと教えてもらえるはずですからね。

 

薬膳摂り入れているからといって、不定愁訴が一気に減るなんてことはないと思います。

逆に、薬膳食材を摂り入れなくても、普通の食材だけでも、不定愁訴は良くなりますよ。

 

効能は、食べる人の体質やそのときの体調で、良い場合もそうでない場合もあるんだと思って、偏った薬膳への過信は避けていったほうがいいです。

これから薬膳を摂り入れたい、体質改善にも興味がある方は、今の食生活にほんの少し、薬膳食材のなつめも取り入れるくらいの、軽い気持ちからはじめてください。

肩の力をすーっと抜いて、楽しめる範囲から、薬膳をちょっとづつ摂り入れられるのが早道です。

 

 

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薬膳が初めての方にはおすすめ。

薬膳食材はまったく出てきませんが、砂糖も使い方次第で体調をよくしたり、悪くしたりします~。

一緒に、楽しく学びましょう。

 

お読みいただき、ありがとうございました。