薬膳で笑顔咲く

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ラーメン、ビーフン食べるなら体調で選んでみませんか?

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

冷え対策したい女性には、ラーメンそれともビーフン?

寒いときは、ずるずる~っと温まれる麺類、欲しくなりますね。

醤油味、みそ味、塩味、お店によってだしもいろいろ。

ところでラーメンの麺の原料は、なんだと思いますか?

そう、小麦ですね。

 

小麦についてどれだけ知っておられますか?

というのは、小麦の性質のことちょっと知るだけで、冷え対策にも役立ちますよ。

 

小麦は、夏に収穫します。

夏に収穫するものは、からだを冷やす性質の食材が多いようですよ。

 

冷やす食材は、からだに余分な熱があって、その熱のせいでからだのバランスを崩しているときに、使います。

たとえば、熱が出てしまったときに、その熱をおろす必要がありますね。

 

そのときに熱をおろすには、冷やす性質の食材を使うことでバランスを回復させます。

もしも日ごろから、食欲が少ない方で、手足が冷たくて便通が悪いという体調の方なら、小麦が原料のラーメン以外におすすめの麺類があります。

 

それは、ビーフンです。

ビーフンって何が原料かご存じですか?

 

ビーフンは、うるち米が原料です。

はるさめにも似ていますが、はるさめは、緑豆が原料なので、まったく違います。

 

うるち米は、普段食べているお米のこと。

お米は秋に収穫されて、からだを温めず、冷やしもしないちょうど中間の性質があります。

 

秋に収穫する食材は、あまり冷やす食材はないようです。

うるち米のような中間の性質は、冷えている方、余分な熱を持っている方、両方におすすめの食材です。

もしも日ごろから、食欲が少ない方で、手足が冷たくて便通が悪いという体調の方なら、うるち米が原料のビーフンのほうが、おすすめと言えますよ。

 

ラーメンの麺、ビーフンの麺、同じ麺類でも性質によって、からだにどういう効果があるのか予備知識をもっておくだけで、体調にきちんと目を向けていくきっかけにもなります。

どちらかが良い、よくないという話ではなくて、食べる季節やその方の体調などに合わせて、選ぶ一つの基準に知っておくとよいかもしれませんね。

 

小麦が原料 ラーメン

かつお醤油ベースのラーメン 上品であっさりした美味しいスープでした。

 

 

うるち米が原料 ビーフン

【食材と 作り方】

鶏肉、キャベツ、ニラ、にんじん、ネギ、香菜、ビーフン、中華スープ、醤油、塩

分量は、お好きに調節してください。

 

➀ビーフンは、沸騰したお湯でさっと3分程度湯がく。

②鍋に鶏肉、にんじん、キャベツ、ニラを入れ、中華スープ、塩を入れ味付けする。

③器にビーフンを入れ、②の材料を上からかける。最後にネギと香菜をトッピングする。

 

【栄養 はたらき】

キャベツ、鶏肉、ニラでからだの気を補って温めます。ネギ、香菜でお肌に付着した邪気(ウイルスなど)を発散させ体外に押し出します。冬の風邪予防にもおすすめの献立です。

 

冷えてしまうとからだの血の流れが悪くなって、生理痛や胃痛や、腰痛など痛みが出やすくなります。

また、不妊症や婦人科系の疾患にもなりやすくなります。

 

冷えは予防ができる未病なので、予防の仕方さえ知っていれば将来の大きな病気でさえならずにすみます。

冷え対策に食べるならラーメンそれともビーフン、どちらを食べてみますか?

 

お読みいただき、ありがとうございました。