薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

春ちょっとお疲れぎみなら、無理せずに食べたい薬膳デザート

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

赤い実は、中国原産の果実、なつめです。

なつめは、薬膳の使われる食材でも代表的なもので、薬膳のおかゆやデザート、お茶などいろいろな用途に合わせて使われます。

赤い熟した状態になるまでは、りんごのようなさっぱりとした味がします。

赤い果実を加熱をすると、甘酸っぱい味に変化します。

 

はじめて薬膳に出会うと、なつめをお茶に入れたり、デザートにして召し上がる方が多いようです。

なつめは、赤い色をしているので、赤い血に関係する不調に良い効果が期待できるんですよ。

 

たとえば、貧血ぎみのときや、ふらつくめまいを感じたり、食欲がない、くよくよ思い悩むとき、不眠にもすごく良い効果が期待できます。

 

白い色は、白きくらげです。

ぷよぷよした食感がとても、美味しい薬膳食材です。

 

乾燥しているので、水にしばらく浸しておけば、5倍くらいの大きになります。

お肌の乾燥や、髪の老化、白髪が増える、耳鳴り、ほてりなどにもとても良い働きが期待できます。

 

黄色は、黒砂糖漬けの金柑です。

なつめや白きくらげのように、補うはたらきが強い食材をいっぺんに入れたとき、胃腸が弱い方はもたれやすい傾向にあります。

 

胃腸がもたれないように、金柑を入れることで、なつめや白きくらげの効果をうまく出して消化しやすくしてくれます。

そして、ビールの原料にもなっている麦芽(ばくが)入りの水あめで甘味を加えました。

 

砂糖のようなきつい甘味はなく、とても控えめですが、口当たりが優しい味わいです。

こちらの春の薬膳デザートは、女性にありがちな春特有の心理的にちょっと疲れやすくなっているときに、おすすめですよ。

 

疲れやすくなっているときは、食欲も乏しくなりがちです。

食欲が乏しいときは、胃腸のことを配慮した薬膳デザートがいいですよ。

 

疲れたときは、甘いものが欲しくなりますが、その甘味は食材の自然な甘味です。

市販の甘いものの代りに時々口にされるだけでも、春を不調なく元気に過ごせるものですよ。

 

春は季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。

もしも、体調のことで、不安や悩みがありましたら、かりんるーむでご相談いただけます。

 

お気軽に体調のこと話してみられませんか?