こんにちは、国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。
休みの日は、朝とお昼が兼用の方も多いのではないですか?
今日は、朝食に、里芋を使ったメニューにしました。
里芋って、旬は秋。
秋が旬のものを、なぜわざわざ、それも朝食に使ったのか、ちょっとワケがあるんです。
昨晩は、夫が好きなお寿司に、天ぷら、たこ焼きを買ってきたので、家族で食べました。
お寿司も、天ぷらも、みなさんお好きですよね?
確かにお寿司も天ぷらも美味しいのですが、。
食べた後や、翌日に、体調に響きやすいのをご存じですか?
特に、日ごろからあまり食欲がわかない方に多いのですが、食べた後お腹が停滞して、ひどいとむかついたりする方もあると思います。
これは、年齢のせいもあるのですが、年齢に関係なく体質に理由があります。
お寿司と天ぷらは、特徴は甘い、また、油っこいなどの味が特徴です。
砂糖をたくさん使っている場合、胃腸の消化が滞ります。そして油も消化に時間がかかります。
こういう理由で、おいしいけれど、食べ過ぎると後悔してしまうこともあり得ます。
今朝、里芋を使った理由は、昨日のお寿司と天ぷらで弱った胃腸を回復させるためです。
里芋には、塊を小さくするという薬膳での効能に注目です。
お寿司に天ぷらを食べて、翌日体重が一気に500グラムほど増えていたら、里芋もおすすめの一つです。
水分代謝を良くし、巡りをよくするので、体重が気になる方にはおすすめしたい野菜です。
同じ芋類でも、じゃがいもとは違い、薬膳では、デトックスに役立ちます。
麻婆里芋の白いんげんスープ添え
【食材】
里芋
ネギ
しょうが
油
豚ミンチ
中華スープ
しょうゆ
白いんげん(ゆでて攪拌したもの)
春菊(ゆでたもの)
水分代謝が悪いときは、もともと虚弱な体質の気の不足や血の不足があります。
気は白いんげんで補い、巡りを良くするねぎ、しょうが、塊をとる里芋で献立を作りました。
白いんげんは、ゆでたものを攪拌し、スープに使っています。
デトックスするときは、デトックスの食材だけを使うよりも、個人の体質で何が原因かを考えて補う食材も合わせたりする方法でバランスを保ちます。
悪いものが溜まるのは、もともとの体質に虚弱な部分があるからです。
気や血など、豊富にある方は、少しくらいお寿司屋天ぷらを食べても体調に響きにくいのです。
朝から里芋向くのは、ちょっと面倒な方は冷凍の里芋でも十分です。
日々体調に目を向けて、バランスを崩していないか気に留めていきましょう。
そうするなら、いきなり大きな病気を発症することも減らせます。
予防していくなら、いつまでも明るく元気に過ごせていけます。
最後に、里芋とジャガイモは同じ芋ですが、これほど効能に違いがあるのがなんとも不思議ですね。
里芋に水分代謝を良くしてもらって、むやみに体重がオーバーしないよう気をつけていきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。