こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
1年で最も寒さが厳しくなる大寒。
大寒を境に、少しづつ春に近づいている小さな希望を持つと乗り越えやすくなりますね。
寒い季節、からだの冷え対策に、どんなことをされていますか?
たいてい多くの女性は、手足や足首がすごく冷えて困っておられる方が多いと思います。
私も薬膳に出会う前、冬になると手足はすごく冷たく、足は粉がふいてしまうほどひどい乾燥肌で、恥ずかしい思いをよくしていました。
ご存じのようにからだの中から温めることは、冷え対策にとっても大事なこと。
そんなとき、どうやってからだを内側から温めればいいと思われますか?
外側からだけでなく内側から温めれば、冷え対策には、やっぱり効率がいいですから。
ここからは、薬膳の話で、冷え対策にもなる薬膳料理をご紹介します。
内側からの冷え対策には、からだの血や気を補うことがおすすめです。
薬膳は東洋医学で、必ず血や気などの話が出てきますよ。(^^)/
からだの血は、水分なので、陰。(いん)
からだの気は、温めるので、陽。(よう)
つまり、薬膳料理で、血や気を補って陰と陽を増やすことがポイントです。
冷えで悩んでいる女性は、陰も陽も両方、からだに不足していることが多いからです。
といっても、聞いたことのない食材は一切必要ありません。
調理方法も、まったく難しくなく、どなたでも作れる料理です。
一つご紹介するのは、写真の、にんじんスープです。
寒い冬に、家でスープを作りゆっくり口にするひと時は、幸せそのものだと思いませんか?
薬膳ではにんじんは、胃腸の消化吸収を良くし、血を補ってくれます。
にんじんは、赤い色をしていますが、赤いきれいな血を補うはたらきがあるのは、納得できますね。
アーモンドをふりかけていますが、アーモンドも同じように血を補います。
輪切りのすだちの香りは、消化をさらにすすめてくれるのに役立ちます。
冷え対策のための病院のお薬はありません。
冷えは、病院では病気ではないからです。
東洋医学では、冷えは未病、つまり、健康ではなく、何もしなければ病気へとすすんでいく状態です。
今は手足もさほど冷たすぎる感覚はなくなりましたし、乾燥肌もだいぶんましになっています。
食べるものは、冷えの原因に直結しているのです。
甘いものを少し控えて、かわりに、温かいスープでからだを内側から温めてみませんか?
外は寒くても、なんだかこころがぽっと、温かくなりますよ。
今からでも遅くありませんので、からだに良いにんじんスープで冷え予防をしっかりしていきましょう。
体調不良があってこころが少し不安な方は、一度ご相談してみませんか?
国際薬膳師は、病院にいくほどでもない不調の原因や備え(料理)について、しっかりサポートができます。
お読みいただき、ありがとうございました。