こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
旬の夏野菜をたくさん使った薬膳料理の1品で、梅雨時期のだるさややる気が出ない症状に良い献立をご紹介します。
今の梅雨時期、各地で豪雨が続いていますが、こういう天気になると誰でも体調を崩してしまいがちです。
もしも、日ごろから冷たいものや麺類が多い方や甘いものがお好きな方ほど、だるさややる気が出ないなどの症状を及ぼしてしまうこともあるので、注意がいります。
今回は、トマト、ジャガイモ、さやいんげんの夏野菜を、イワシの缶詰と一緒に煮込み、甘辛いけれど、さっぱりいただける夏向きの味付けにしてみました。
トマトとジャガイモ、さやいんげんはイワシと煮込むことで胃腸に優しい献立になりますし、
加えて、味付けも甘辛い中にも酸味を効かしていますから、自然と食欲がすすみます。
豆板醬の辛味、トマトの酸味、ジャガイモやイワシの甘味が一緒に合わさると、からだの中の血の流れを良くしながら、きれいな水分を養うこともできます。
【食材】
イワシ缶
トマト
さやいんげん
ジャガイモ
豆板醬
ニンニク
塩
【作り方】
ニンニクを刻み、油で豆板醬とニンニクをいためる。
食べやすく切ったジャガイモ、トマト、さやいんげん、イワシ缶(汁ごと)入れ、水を足し煮込む。
7,8分程度煮込み、塩で味付けして出来上がり。
お好みで、醤油を足しても良いです。
口の中で、甘味、酸味、辛味が一緒にいただけるので、食欲のない方でも食べやすくさっぱりいただけると思います。
ちょっとひと手間かけるだけで、季節の不調を和らげる薬膳料理が簡単にできます。
薬膳料理で、雨が続くうっとうしい天気でも、元気に過ごしていきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。