薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

心のはたらきに関心をもって、安心できる心に

こんにちは。

 

国際薬膳師 提中 知子です。

 

人は、誰でもどんな小さなことでも、嬉しいことが先の将来に待っていると、嬉しいですよね?

 

その嬉しい日の当日、朝早くに目が覚めますよね?

 

今日は、中医学のとらえ方で心」のはたらきについて、説明させてください。

 

この中医学の心は、現代の心臓とまったく同じもののとらえ方ではない点をご了承ください。

 

心には、からだの中で、大事な二つの役割があります。

 

一つ目。

 

血を全身に循環させる役割。

 

これは、現代の医学と同じなので想像しやすいですね。

 

二つ目。

 

精神、意識、思考をコントロールする役割。

 

一瞬、うん?って考えませんか?

 

心に、こんな役割があるって、意外ですよね。

 

これは、今の医学には含まれていないと思われませんか?

 

 

血を循環させる役割は想像できるのですが、精神、意識、思考にまで、心が関係していることは

 

中医学特有のとらえ方で新鮮な響きがありますね。

 

心には、精神、意識、思考をコントロールする働きがあると言いました。

 

が、それは神志(しんし)と呼ばれているものです。

 

心のなかにある、神志(しんし)が、精神、意識、思考をコントロ-ルしているんです。

 

もしも、こんな症状を感じ始めたら、それは、心の神志のはたらきが少し低下してしまっています。

 

こんな症状、目立ってきていませんか?

 

☑ 精神的なコントロ-ルが出来づらくなってきている。

☑ そわそわする。

☑ 落ち着かない。

☑ 判断力の低下。

☑ 物忘れがひどくなっている。

☑ 不眠

☑ 寝つきの悪さ

☑ 多夢

 

では、もしも当てはまる点が多いなら、次は、神志のはたらきが低下した原因についてです。

 

それは、心の中の血の不足です。

 

心の血不足から、神志のはたらきが結果的に低下してしまうと言われています。

 

心は、血で満たされている必要があるんですね。

 

もしも、先ほどの症状が目だってきていたら、次の食材を特に意識して摂ってみてください。

 

【心の血を補う食材】: ニンジン、豚のハツ、牛乳、あわび、牡蛎、卵、ゆり根。

 

心のはたらきを良くするのも、特別に高価な食材は必要ありません。

 

身近なスーパーの食材で十分です。

 

毎日の食事でも、偏食なくいろいろ多種多用な食材をバランスよく食べられると、神志は維持されていきます。

 

その上で、おすすめの食材も積極的に食べられることをおすすめします。

 

~薬膳ごはんのご紹介~

 

「ゆり根と黒まめのごはん」

 

 

【食材】 2人分

米       1.5合

ゆり根     1/3個   精神の安定に良い

黑まめ(蒸したものでもOK)   10個~15個(お好み)

 

【作り方】

・お米をとぎ、30分吸水させる

・ゆり根を洗う

・炊飯器に、米、ゆり根、黒豆を入れて炊く。

 

写真は、黒豆の煮汁を少し水に足して炊きました。

 

一度、お試しにご家庭でも作ってみてください。

 

ゆり根がほくほく食感で、大変美味しいですよ。

 

 

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。