こんにちは。
国際薬膳師 提中 知子です。
今回は、過食になってしまうその理由とかんたんな対処をご紹介します。
食べすぎには、からだに必要な血やきれいな水分が足りないとき、また、栄養は足りているけど、うまく巡っていない、また、からだに要らない熱が溜まったときにおきやすいです。(中医学)
特に、過食は、脳のサインも見逃せないです。
脳(髄)に必要な血、津液の水分が足りないと、満たされないので、やたらと何か欲しくなって過食ぎみになりやすくなります。
そのとき、胃腸が食べ物でいっぱいで、消化しきれていないのに、脳は、栄養がたりてないという、アンバランスな状態が見られます。
食べ物から、血や水分の津液にきちんと変化していたら、脳(髄)は満たされて、過食ぎみにならないのが普通なんですよ。
もう一つは、からだに要らない熱が溜まっているときも、過食ぎみになることがあります。
たとえば、からだが冷えていて、水分代謝が悪いと、尿にならずに、水分が徐々に溜まってしまい蓄積されます。
そして、いずれ、湿(しつ)という邪気(いらないもの)になります。
この湿の邪気は、気や血などの巡りを阻害し、熱を生むので、脳(髄)に営養が届かなくなります。
そうすると、胃腸には食べモノが残り、消化されていないのに、お腹が空いたような感覚になることがあります。
それで、過食ぎみの時の対処ですが、ストレッチや運動をするのがおすすめです。
運動と言っても、ちょっと散歩する程度のものでもいいんですよ。
からだを動かすと胃腸に停滞している食べ物や、邪気の湿も多少は動きやすくなるんです。
食べてしまうその環境(部屋)から、移動して、新しい場所に身を置くだけでも予防になります。
えいっと、自分との闘いですけどね。
過食は、からだが食べたい欲求を出しているというよりも、栄養が足りない、栄養が巡っていない、熱がこもっているサインです。
きれいな景色を見たり、小鳥のさえずりを聞く、澄んだ空気をいっぱいに吸う、こういう自然の中での、気持ちがいいという体験をするだけで、からだの中の気の巡りが、すーっと動いてきます。
気は、動くものだからです。
食べすぎてしまうなら、対処方法に、からだに良い薬膳茶もおすすめですよ。
ついつい甘いものが欲しくなりますが、。(^^♪
ストレスからくるもやもやも、スッキリさせてくれる、瞳癒し茶です。
たまには、甘味よりも、からだに優しい目を向けてあげてみましょう。
きっと、少しは食べすぎを予防して太りやすくなるのも予防できます。
お読みいただき、ありがとうございました。