薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

野菜も果物もたっぷりとっているのに、なぜか太ってしまうのはなぜ?

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

最近は皆さん健康志向です。

それで、生野菜サラダや果物を多くとられる傾向かもしれません。

 

「毎朝、サラダに果物が定番です」と言われる滋賀県内在住 Y様。

ほぼ毎日、バナナを食べておられました。

 

ただ、お悩みもありました。

✔ 痩せるどころか、太ってしまう

✔ 悪玉コレステロールが高い

✔ 便通が悪い

 

生野菜サラダや果物を食べているのに、どうして太ったり、悪玉コレステロールの数値にも異常が出るのでしょうか?

野菜、果物を多めに食べれば健康的と思われがちですが、体質はどうでしょうか?

 

✔ 胃腸の消化は良い方ですか?

✔ 食べられないことが多くないですか?

✔ お腹が張っていることはないですか?

 

食材の栄養に加えて、食べる方の体調も大事だと思われませんか?

Y様のように、水分代謝が悪くなって、からだが冷えてしまう方は、控えた方がいいようです。

 

生野菜、果物は食べ方に気を付けないと、胃腸の調子がよくない方が多く取ると、冷やしてしまう場合もありますので、気を付けましょう。(野菜や果物の種類によっても違いますが)

 

薬膳では、食べる人の胃腸の状態を特に気を付けていきます。

朝、生野菜サラダに果物を食べていても、Y様は、便秘が続いていました。

 

この方の場合、からだが冷えてしまっていたので、太ってしまう、悪玉コレステロール値が高い、便秘につながっていました。

もしも、生野菜サラダや果物を食べていて、太ってしまうなどのお悩みがあれば、冷えているかもしれません。

 

Y様には、生野菜サラダや果物の量を減らしながら、加えていただく食材を順番にお伝えした結果、便秘は2か月ほどで解消され、その後も順調だそうです。

 

食べるものは体に悪いものはなく、すべて栄養があるものばかりです。

それを、食べる人の体に合わせていく食べ方が、ほんとは大切かもしれませんね。

 

生野菜サラダ、果物などで胃腸の調子を崩している方へ

 

菊芋と大豆のスープ

このスープは、冷えが溜まって水分代謝の巡りが停滞し、からだが重だるい、便通が悪いなどのお悩みが出ている方へおすすめするスープです。

(冷えすぎてしまう方もおられますので、すべての方におすすめするものではない点をご了承ください)

 

【食材の栄養 薬膳】

菊芋    水分代謝を高めながら、少し熱をとります

ゆで大豆  水分代謝を高めながら、潤いを保ちます

牛乳    潤いを保ちます

 

【作り方】

菊芋を柔らかくゆで、フードプロセッサーで攪拌します。

ゆで大豆も、同じように攪拌します。

鍋に移し入れ、牛乳を加えて、出来上がり。

 

菊芋 煮物などにも利用できます

 

美味しく何でも食べられる胃腸であれば、生野菜でも、くだものでもしっかり栄養になって、からだは冷えることは少ないでしょう。

そのために体質、体調のサインに目を向ける余裕も必要ですね。

 

お読みいただき、ありがとうございました。