薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

薬膳茶なら、不安な気持ちからくる悩み症状の対処もできるかも…

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

3月、4月は慣れない新しい環境の中で生活をはじめる方も多くなります。

からだの疲れもそうですが、不安や緊張が続くことがきっかけとなって、食欲が減る、鬱っぽくなる、下痢、ため息が多くなる、乳房の張痛などの症状が出やすくなる季節です。

 

薬膳は、季節それぞれに出やすいからだの不調も見通せることができるので、突然の不調を招いて困ってしまうことを十分防いでいくことができます。

 

中医学では、緊張や不安の気持ちは、からだの肝と脾(胃腸)に影響して、肝脾不和症(かんぴふわしょう)という未病(みびょう)の状態になりやすいといわれています。

緊張や不安以外にも、思い通りにならない現実を受け止める気持ちが出ないなどの心理状態になると、肝脾不和症になりやすくなるので、どうすれば予防して普段通りに元気に過ごせていけるかご紹介します。

 

薬膳茶って聞かれたことあるかと思います。

薬膳茶は、身近な食材をいくつか選んで配合し、その症状に合うお茶を作り、飲んで予防していきます。

 

肝脾不和症の症状

食欲が減る、鬱っぽくなる、下痢、ため息が多くなる、乳房の張痛などの症状が出ているときは、薬膳茶を作り早めに予防をしていくといいですよ。

基本は、スーパーの食材でも薬膳茶はできます。

今回は、麦芽というビールの原料にもなっているものも使い、春に出やすい不調、肝脾不和症を和らげるお茶をご紹介します。

 

【食材】 1人分

麦芽 (ばくが 煎ったもの) 小1  なければ、麦芽糖で代用可です。

ミントの葉 (どんな種類でも可) 少量

みかんの皮 (乾燥させて、皮が少し茶色のもの) 1g~2g

お湯  200㏄~300cc

 

【作り方】

ポットに麦芽、ミントの葉、みかんの皮、お湯を200㏄程度入れて、5分程度蒸してからお飲みください。

麦芽は、妊娠中や授乳中の方は控えてください。

 

麦芽の、甘い香りがほんのりして、ミントのスッキリした清涼感が少しまろやかになるお味が特徴です。

ミントで、肝の気をめぐりを良くする一方で、麦芽で胃腸の消化吸収を良くするはたらきが同時に期待できます。

 

飲んでみると、からだの方からもいろいろ良いサインが出ることがありますよ。

ミントの効果で、頭がスッキリしてくるときもあります。

 

新しい環境が始まる方は、今のうちから薬膳の予防生活を暮らしに少しでも取り入れていかれるといいですね。

体調に何かいつもとは違う異変を感じられたら、病院にいかれて、それでも数値に異常がないなら、未病なので、お気軽にご相談ください。

 

女性の冷え・尿・頭痛・肩こり・生理痛などにも対応しております。

はじめての方は、かりんるーむという、体調についてのご相談の機会をご用意しております。

 

おひとりでお悩みの場合、話して安心できる国際薬膳師へお尋ねください。

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。