こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。
卒業式のシーズンですね。
桜も品種によっては、もう満開になっているようですね。
昨日の晴天から一変して、今日はずっと雨が降っています。
薬膳を知らないときのことですが、雨が降ると体調を崩していたんです。
特に、梅雨時期。
雨が降り続き、湿気の多い季節になると、頭痛やむかつきがあって困っていました。
雨は、その人の体調、体質によっては病気の原因にもなるって知っていますか?
雨だけでなく、風も、暑さも、季節の変化が順応できない人は、変化自体に体が耐えられないのです。
雨は、触ると水なので冷たいですよね。
なので、雨は、中医学では陰(いん)に属すると考えられます。
陰の反対は、陽です。
陰のイメージは、冷たい、下る、暗いなどがあります。
雨は、陰に属するので、雨は体の中を冷やす方向にはたらきます。
冷やすというのは、冷えると同じです。
からだが冷えてしまう人は、雨が降っていなくてももともと体が冷えています。
そこに雨が降ると、冷えている上にさらに冷えが入ってきますね。
女性の多い冷え性の方は、雨が降ると体調が悪くなるのは、この雨の冷えが関係していますよ。
からだが冷えていない健康体質の方は、少々雨が降っていても、そんなに体は応えません。
もしも雨が降ると体調を崩しやすいなら、からだの冷えを解消していけば不調も感じなくなるというわけです。
雨は、からだを冷やしてしまうという意識を持つといいですね。
雨で体調を崩しやすい人におすすめの薬膳ごはん
おしょうゆなども入れずに、薄味で味わえる炊き込みごはんです。
とてもシンプルですが、濃い味に仕上げるよりも、胃腸の消化が良くなるので効果が出やすいです。
【食材】
お米 胃腸の消化を良くします
小豆 からだの停滞する水分を排出します
黒豆 からだの停滞する水分を排出します
はと麦 からだの停滞する水分を排出します
【作り方】
お米をとぎ、30分水を浸水させる。
小豆、黒豆、はと麦をゆで、お米が炊ける前に入れて炊く。
*黒豆は、水煮が売っています。
【小豆の炊き方】
小豆を入れ、水から沸騰させ、いったん水を捨てる。
新しく水を入れ、中火で約40分程度煮る。
【はと麦の炊き方】
はと麦は、良く洗い3時間程度水につけておく。(真っ白な水がきれいになるまで洗う)
鍋に入れ替えて、約30分程度中火で炊く。
雨で体調を崩しやすい人は、体質的に虚弱になっていることが多く、からだが冷えに傾いています。
毎日の食事が、とても大切になります。
甘党の方は、からだに水分を停滞させやすいので、気を付けましょう。
個別にご相談もお伺いしています。
薬膳はお薬に頼らずに、普通の食材だけで雨による不調も和らげていけます。
むくみ、頭痛、嘔吐、むかつきなどでお困りの場合は、お気軽にご相談くださいね。
悩みにしっかり向き合い、すっきりした気分で、これからの季節、春を迎えていきませんか?
お読みいただき、ありがとうございました。