薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

赤い皮からぷりっと出てくる白い果実、紹介したい理由はなあに?

こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。

 

今日は、薬膳の果物、ライチのお話。

薬膳といえば、ふるさとは中国なので、薬膳のデザートといえばライチも人気の一つです。

 

薬膳を知る前は、ライチのことはほぼ無知でしたが、今は好きな果物の中でも上位に来ています。(^^)/

ライチはもともと中国原産の果物ですが、外国産なので不安に感じる方も多いです。

 

マンツーマンでサポートしている30代の方に、ライチは体質に合っていますよとアドバイスしたことがあります。でも、返事は、外国産だからちょっと…とおっしゃっていました。

国内産なら安心ですね、確かに。

 

生協のチラシをみていると、こんなお菓子を発見、というか大発見。

「ライチ葛まんじゅう」すぐ注文して、昨日届きました。

 

頼んだ理由は、酸味と甘みの果汁がじわっと出てくるライチをくず粉で包んでいるというこの手間暇かけたところと、あと、くず粉とライチを合わせたバランスがあまりに本格的な薬膳のお菓子と呼べるほどの組み合わせだったから、なんです。

 

ライチの色の可愛い袋の中に、ライチの葛まんじゅうが入ってました。

冷蔵庫に冷やしておいたので、とても冷たくて、ちょっと食べ方を自分流にアレンジしてみたんですよ。

 

葛まんじゅうって名前より、もっとかわいいネーミングつけてあげたいくらいですよ。

ライチは果実は白いのに、皮が赤い、それも、皮を捨ててしまうには、もったいないくらい可愛いんですよ。

この理由はなんで?

 

豆乳と、杏仁豆腐にも使われる杏仁粉でお汁粉を作り、その中にライチの葛まんじゅうを入れてみました。

ほんわり温かくして食べたので、くず粉とライチが口の中で両方つるんとした食感が似ているのか、とても美味しくいただきました。

 

とこんな食べ方も美味しいですね。

ところで、ライチと葛は、薬膳の効能から見ても、いい組み合わせです。

たとえば、これからの暑い季節。

 

のどが渇くと、水分をたくさん飲んで熱中症予防をされると思いますが、水分の飲み過ぎでお腹を傷めて胃腸の消化が滞ってしまう方がおられます。飲みすぎると、食欲がなくなってしまうことがあるんです。

そこで、水分の代りに、ライチがおすすめなんです。

 

ライチは、赤くてからだの作用を表しています。

つまり、からだの血を補ってくれますし、一方葛は、体がほてっていて熱っぽいときに、熱を冷ましてくれる働きがあります。

 

両方、これからの暑い季節に、熱中症をはじめ、頭痛や、のどの渇き、発疹が出てしまう症状にもぴったりです。

暑いな…っと思ったら、がぶ飲みするより、ライチの葛まんじゅうを1個食べるだけで、胃腸にも優しく水分補給にもなります。

 

口当たりもつるんとしている点が共通して、さらに効能が似ているので両方一遍に取り入れられるライチの葛まんじゅうは、薬膳菓子そのものです。

宮崎県でライチが生産されているなんて、ほんとうに努力に「ありがとうっ」て言いたいし、もっと効能をみなさんに知ってもらいたいですね。

 

ぜひ、まんじゅうだけでなくそのまま果実で次は、味わってみたいです。

国産の安心なライチ、ライチは体質改善に無限の可能性も秘めていますとの、ご紹介でした。

 

プルン、プリっとした赤くて白い果、食べたことのない方は一度味わってみてください。

ライチは、女性のお体には、無限の可能性を秘めている果実ですから。

 

宮崎県新富町のライチ