こんにちは。国際薬膳師 体質改善コンサルタント 提中 知子です。
今日は、もうすぐ30歳を迎えられる方がお子様(三才)と一緒に二人目不妊のご相談にお越しくださいました。
病院へ通っていても、なかなか妊娠できないとき、病院を変えたり、仕事と治療が同時にできない場合、仕事を辞めざるを得なかったり、ストレスや不安がつきまといますね。
相談では、病院から「もっと食べて太るようにとアドバイスされたのですが、食べられないんです」っとおっしゃっていました。
これは、薬膳では、胃腸の弱い方に多いお悩みになります。
不妊治療は、どうしても子宮の治療に意識がむきがちではないですか?
薬膳では、不妊は子宮以外にも、食べたものを消化する胃、そして、胃腸の消化を助ける肝、また、根本的にからだを温めるはたらきに影響する腎のはたらきも大事になります。
病院の治療では、不妊のときにどういう食べ物や食事が母体にとって理想的なのかが、なかなか説明がない方が多く、この点を補うのが薬膳かもしれません。
今日来られた方も、生理が少なくなって、生理痛がいつもひどいんですとおっしゃっていました。
生理が少ないのは、胃腸で消化され、作られた気や血が少ないことを表しています。
気や血は、子宮をはじめ、血の流れを促進させたり、卵子の質を高めたりするうえでは、とても大事になります。
薬膳は、子宮以外の五臓、肝、心、脾、肺、腎にも目を向けて、体質を強くしていく先に、妊娠という到達点があると考えています。
毎月の生理の量、色は、いかがですか?
少なくて、黒っぽかったりしませんか?
夜トイレにいくことはありませんか?
朝から食欲が普通にありますか?
子宮以外にも妊娠に結び付く要素がたくさんあることに「目」を向けていけるのが薬膳です。
意外と、そのあたりに妊娠できない理由が隠されているものです。
薬膳の体質改善は、病院治療と並行してできる治療の一つです。
ふだんの食事を、体質に応じで治療食のように、考えていけばいいと思います。
いつもスーパーの食材を使い、漢方薬を飲まなくても、少しづつ体質自体を変えて、妊娠しやすい土台づくり。
妊娠に向けご自身のお体と将来の赤ちゃんが宿りやすくなるために、今から何かできることはないかな?と思われる方は、一度ご相談くださいね。
お子様連れの方も、お子様と一緒にお越しください。
なんでも妊娠につなげることがあれば、行動してみて希望につなげていく気持ちの助けになればと思います。
今日ご相談に来られた方も、「食事で体質を変えてみます」っと前向きな笑顔を向けてくださってました。
お読みいただき、ありがとうございました。