薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

良いと思って食べていた食材が、しもやけと便秘の原因を作っていた?

こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中知子です。

昨今の冷たい風で、先日干した干し柿が、徐々に茶色に変化してきました。

 

明日から11月。

日ごとに、朝晩の冷え込みが気になってきましたね。

 

N様も、毎年11月中旬からしもやけに悩まれてきました。

体質診断の結果をお伝えした時、しもやけの原因にも触れたのですが。

 

N様の場合、からだの体温を維持するはたらきの「気」の不足が原因とお伝えさせていただきました。

気は、食べ物から毎日作られているものですが、N様の場合、頻繁に食べられている食べ物の偏りが臓腑の失調を招いていたようで、そのこともお伝えしました。

 

いつも良いと思われて食べ続けられていた食材が、しもやけの原因にもなってしまっていたことに、

少々がっかりされていた様子でした。

 

アンケートにもお答えくださいましたので、ご紹介します。

どうして、しもやけや便秘になってしまうのか、体質診断で分かったことに目をまっすぐ向けられています。

何が良くなくて、今の結果に至っているか、まずは、事実に目を向けることは、とても大事なことです

 

N様がいつも気になる不調が、一つは便秘です。

コロコロした便が、3~4日出ないこともあるようです。

 

かなり、つらい状況のようです。

しもやけと、便秘の原因は意外ですが、からだの奥で、つながっています。

 

しもやけ、便秘改善には、気を作れる体質に整えることです。

中医学では、胃腸ばかりを整えるだけでは、体質の改善には根本的には難しいと考えます。

 

五臓すべての調和が大事です。

特に、しもやけも便秘も、肺の中に気が不足していることが原因です。

 

肺の中に、脾でできた気や水分の津液(しんえき)がたくさんできてくれば、必ず、しもやけも便秘も、少しづつ良くなってくると考えています。

 

舌診断では、舌の裏の紫色の静脈がみられました。

体調にお悩みがある女性には、よくあるのですが、血が不足し、停滞しているようです。

 

これから冬に向かって、まずますしもやけや便秘になりやすい季節ですが、薬膳の献立づくりをスタートされたので、少しづつ目に見えて変わってくると思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました。