こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
たった2か月で、便通の調子も、胃腸の調子も良い変化が出てこられた、47歳の女性の体験をご紹介します。
N様は、40代の前半に、つらい病気、帯状疱疹を経験されています。
長年、コロコロ便が、4,5日に1回しかなく、お腹が張ってつらいとおっしゃっていました。
それに、11月の中旬になるとしもやけが出てきて、困っておられました。
とても痩せ型で、お声もか細く感じましたが、一つ感じたことがありました。
それは、この体質を何とか変えたいという、気力を感じていたんです。
実は気力、つまり気というのは、食べ物からできます。
そして、帯状疱疹だけでなく、便通が良くない、お腹が張るなど、こういう未病は気の不足から起こります。
N様は、確かに気の不足から健康から遠のいた状態におられましたが、からだを良くしたいという、
気力が、まだ、からだの底に残されたいたのです。
この思いが、今、体質改善をはじめられて2か月ですが、目を見張るような素晴らしい体験につながっています。
気、やる気もそうなのですが、あきらめない気持ちは、大事だと改めて気づかされています。
今回のヒアリングも、先月からお悩みがどう変化しているか、からだ全体をお聞きさせていただきました。
便通はどうでしたか?っとお聞きすると、
「便は、2~3日続けて出た日がありましたが、その後、4~5日出なかったです。
っと、おっしゃいました。
便の状態は、コロコロの大きさが大きくなり、以前ほど硬くはなかったそうです。
続けて出た日があったことは、素晴らしい体験です。
なぜなら、胃腸、肺、腎の相乗効果のはたらきがあった証拠だからです。
食べたものが、しっかり胃腸で消化され、気や血、水分の津液が作られたんでしょう。
これまで体に合わない食材の多用で冷え、胃腸で消化できていなかったことで、コロコロ便だったと思われます。
便通が徐々に、整っていくまで、時間はかかるかもしれません。
それは、出ない便を無理に出すことだけのかたよった栄養アドバイスはしていないからです。
テレビでよくあるような、出すことだけに意識をむけていても、それは便通の状態を根本的に良くしていないからです。
便は、気、血、津液の3つがからだの中で作られれば、すーっと気持ちよくお通じが出ます。
そういう体質に変えていけば、必ず、理想の便通に変わります。
そのとき、体重が増え、帯状疱疹などもう起こりえない強い動ける体になります。
N様の気は、2か月でどんどん増えているようで、食欲が増えましたっと、おっしゃっています。
薬膳は、太りたい人は太れるような体質に、痩せたい人は痩せられる体質になれる食事です。
来月のN様は、また、どんなおからだの変化を聞かせてくださるか、心待ちにしたいと思います。
お読みくださり、ありがとうございました。