薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

たった〇だけで、むくみの溜まった水分の毒を出せる?

こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。

 

スーパーに売っていた安売りのそら豆を買って、薬膳炊き込みごはんを作りました。

安売りでも、炊けばほくほく食感のそら豆でしたよ。(^^♪

 

豆類は、薬膳では胃腸を養う、つまり胃腸の消化を促進させるはたらきがあります。

 

気温差の多い今の時期、夕方には足がむくんだり、まぶたが重い感じがしたり、

手がむくんだりするなら、そら豆の効能を生かして、むくみを解消する薬膳ごはんがおすすめです。

むくみだけでなく、体調がいまいちで食欲が劣っているときにもおすすめです。

 

今回は、そら豆に小豆、グリンピースも一緒に炊き込みました。

緑に小豆色が映えて、食欲もそそりますね。

 

そら豆には、胃腸に良いほか、からだのむくみの原因となる水分を尿として排出するはたらきがあります。

また、小豆は、溜まった水分が熱をもって毒となっているときに熱をとり排出するはたらきがあります。

 

そして、グリンピースには、むくみの原因の水分を解毒するはたらきがあります。

今回は、3種類の豆に、松の実も加えました。

 

ところで、からだにいらない水分が溜まる原因、むくみの原因を知っていますか?

気功からイメージできるかもしれませんが、中医学には、からだをめぐるエネルギーの気、

 

気の存在があります。

気が足りていないからむくみが出たりすると考えられています。

 

気は、根気、やる気、気のつくものって目には見えませんよね。

でも、何かしら存在を感じるものと思いませんか?

 

溜まった水分を出すために、小豆、そら豆、グリンピースを使い、お米と松の実で、気や血を補います。

人のからだは、要らないものがたまると排出ばかり考えがちです。

 

ですが、もともと自然治癒力みたいな気や血が足りないから、むくみのような要らない水分がたまるわけです。

足りないものは補い、いらないものは排出する、これが中医学の考えに沿った薬膳料理の方法です。

 

むくみが出なくても、女性のからだは日に日に老化し、更年期に体調不良で心まで病んでしまうこともあります。

小さな不調のときから、大きな病気にならないようにキッチンにある食材で薬膳料理を作ってみませんか?

 

薬膳って、特別な高価な漢方薬みたいな食材を使うんでしょ?っとか、想像される方が多いですが、まったく普通の食材で出来ます。

美味しく食べながらも、いつの間にか不調が小さくなり、これでも私更年期?って思うくらい元気に過ごせるかもしれません。

 

そのお手伝いを、食材をお薬にして不調を軽くできるアドバイスをする国際薬膳師がさせていただいています。

ご興味のある方は、ホームページのお問合せから一度体調のこと、相談されてみませんか?

 

【作り方】

➀グリンピースの皮を、鍋で数分炊いて、煮汁を残しておく。

(かつおや昆布などの出汁をいれないため、皮から出汁をとりました)

②そら豆、グリンピース、小豆をまえもって炊いておく。

③米をとぎ、➀の出汁、塩、小豆、松の実を入れて、普通に炊く。

④炊きあがったら、皮をむいたそら豆、グリンピースを入れて混ぜる。

 

昆布だしでも美味しくいただけますが、豆類の皮は自然の出汁がたっぷり出ますので、できるだけ、豆類そのものの味を楽しむために、農薬を使っていないグリンピースの皮を出汁にしてみました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。