こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
11月中旬に入り、日中との温度差が大きくて、体調を崩しやすい時期です。
ところで冬に向かい冷え込んでくると、夜中に目が何度も覚めて、トイレに通われる方も多いのではないでしょうか?
何度も目が覚めると寝不足になってしまいがちですが、こんなとき、薬膳ではトイレが近くなってしまう理由をこのように考えることがあります。
トイレが近くなる一番の理由は、腰の位置にある「腎」と言われています。
夜中に何度もトイレにいってしまうのは、腎が冷えてしまっているからなのです。
今回は、冬に冷えがちな「腎」を温めて、トイレが近い状況を予防し、ぐっすり安眠できるための薬膳のおいしい飲み物をご紹介したいと思います。
栗と牛乳のちょっと甘い薬膳茶~ラテ風~
秋の旬の果物の栗は性質が温める性質です。
頻尿や夜中のトイレが近い状態をひどくならないように予防してくれる効能(働き)があるのは不思議ですね。
栗は、ケーキで食べる方が多いと思いますが、モンブランなどのケーキには、甘味が多すぎるので、出来れば、砂糖などの甘味は控えたほうが良いかもしれません。
では、どんな食材を使っているのか、ご紹介します。
【食材】
〇栗 湯がいて、皮から取り出して、粉末にする
〇牛乳
〇ごま
〇甜菜糖もしくは黒糖
【作り方】
➀栗は30分ほど熱湯でゆで、皮から実を取り出しておく。
②鍋に、牛乳と攪拌して粉末にした栗を入れ、中火でゆっくり温める。
③混ぜながら、黒糖もしくは、甜菜糖を加える。
少し手間はかかりますが、その分冷えがちな体は、とっても喜ぶと思います。
栗は果物ですが、腎を温めて、からだをじっくり温めていってくれます。
スーパーにはいつでも栗が売っていますから、身近な食材を使って、薬膳を取り入れ体調の悩みを癒していきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。