こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
令和6年6月8日(土)午前10時に、薬膳サロンつむぎにお越しくださいました。
今回、初回カウンセリングにお越しくださったのは、滋賀県内にお住いの50代 K様です。
ホームページのお問合せには、日ごろお感じになられている不定愁訴、特に胃腸の調子についての不安を書いてくださっていました。
ここへきてくださる前に、病院を受診され、「サプリのようなものを飲んでいます」と、おっしゃってもいました。
ずっと前から、胃腸のあたりが硬くなって、消化に不安をもっておられたようで、その一方で、食欲は多い方なんですが…っと、少し笑いながらおっしゃいました。
サロンでは、初めての方には、「初回カウンセリング」というサービスをさせていただいています。
写真は、初回カウンセリングでおこなっている、体質診断の問診表に、チェックしていただいている様子です。
問診表は、簡単な質問が並んでいるのですが、全部で50個ほどの項目が並んでいるので、
5分程度は時間をかけて記入いただいています。
手を見せてくださって、「人から手が黄色いってよく言われるんです…。」っと。
多少、黄色い感じはしました。
これは、参考までにですが、中医学では、色と五臓(臓器)には深い関係があるんです。
五行説というのがあって、脾(胃腸)の不調を抱えている人は、顔やからだも黄色くなる傾向にあるようです。
体質診断が終わり、結果についてすぐに、説明させていただきました。
K様の場合は、痰湿体質が一番該当していました。
この痰湿体質というのは、きれいな水分ではなくて、汚れた水分が、からだに停滞しがちな体質です。
特に、この汚れた水分があふれていると、食べたものは、胃腸に入りますが、
消化がしっかりできないことがあります。
その消化ができづらいことが、今回のご相談内容でもある「胃腸の不安」につながっていると思われました。
はじめて聞かれる気や血、水分のことにも、何度もうなずき聞いてくださいました。
「体質改善って、どれくらいの期間で可能なのですか?」っと質問してくださり、
「個人差はありますが、1年でも、十分できますよ」というと、驚いておられました。
「好きなものを食べている感じなので、料理も手抜きが多いですし、こんな状態でも、体質改善って出来ますか?」っと質問されたので、
「私も実は、料理べたでしたよ。だから、安心してくださいね。何を食べていくかが大事なので、凝った料理をつくることばかり考えなくても体質改善は可能です」
「普通のスーパーの食材をほとんど使っていくので、高価な食材をわざわざ買うこともいりませんよ」というと、「物価高なので、それは助かりますよね~」っておっしゃいました。
K様に、「50代でも全然、体質改善を始めるには遅くないですよ~」っというと、
意外そうなお顔をされていましたが、50代で始めるのは本当のところ理想的なんです。
今回のカウンセリングで、ご自身の食生活に関心を持たれて、いつか、薬膳の献立で体質改善の醍醐味を肌で感じていただけると嬉しいです。
そして、胃腸の不安が少しづつ減り、さらに明るい気持ちで日々をお過ごしいてだけるようにと願っています。
お読みいただき、ありがとうございました。