こんにちは。国際薬膳師 国際薬膳調理師 提中 知子です。
一度に食べきれない生の大根を、千切りしてから1週間寒風にさらしました。
歯ごたえも良く、自然な甘さの美味しい切り干し大根の完成です。
そして、ことこと時間をかけて、大豆も煮て、切り干し大根を
作りました。
自分で作った切り干し大根は、安心して食べられますね。
さて、この身近な伝統的な切り干し大根の献立が、実は立派な体質改善のための薬膳料理だと聞かれたら、
どうお感じになられますか?
昨晩は、寝る前にお酒を飲みました。
たった10ccほどでした。
飲んで1時間もしないうちに、手が赤くなって、足が冷たくなって、舌がピリピリし、
布団に入っても、足の冷たさが続き、夜中にトイレも行きたくなってしまいました。
これは、明らかに、からだが温まりすぎて、
からだの気と血のバランスが崩れたからだと思いました。
中医学では、からだを温める性質の食材を食べ過ぎた場合、
一気に、血や水分が少なくなって、それで、からだが冷えてしまう場合があります。
切り干し大根の薬膳での効能は、からだの熱を冷まし、消化を促進させてくれます。
ちょうど、口の中も熱っぽくかんじていたので、切り干し大根を作ってみようと思い立ちました。
普通の食材の性質、温めるのか、冷やすのか、それとも、どちらでもないのか、
一つ一つ、性質が違っているので、バランスを崩したときは、まず、直近で何を食べたか、
どんな性質だったか、振り返ってみると、何を食べてバランスを戻せばいいか調整することもできます。
ところで、切り干し大根は、大根、大豆、ニンジン、黒砂糖で美味しく仕上げました。
大豆とニンジンは、血や水分を補います。
美味しく食べながらも、からだの陰(血や水分)陽(気)バランスを平衡に保てば、不定愁訴も予防することが出来ます。
からだの調子を普通の献立で、安定させていきたい方は、ぜひ、薬膳ならではの献立の立て方を学んでみませんか?
たいしつ国際薬膳師は、スーパーの食材を用いて、冷えの予防などをアドバイスさせていただいています。
お問合せから、ご質問など受付ております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。