薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

赤い食材で、体が蘇ってよもぎ蒸しのような効果も

こんにちは。

国際薬膳師 提中 知子です。

 

ドライフルーツの赤い果実。デーツご存じですか?

 

ヤシ科の高木で、ナツメヤシの実です。

 

 

真っ赤な色が印象的で、照り付ける太陽の恵みをいっぱいに吸収した栄養価の高いデーツ。

 

このデーツですが、年齢でいうともう10代から60代、いえそれ以上の方にもとってもおすすめなんです。

 

赤色は、赤色の血に関係するからです。

 

きれいな血を補い、薬膳の食材で「なつめ」という、中国原産の果実にも似た効能があります。

 

薬膳では、赤い色の食材は血に作用するはたらきがあるって言われることが多いんです。

 

なつめは、心(臓)の血の不足を補うほか、貧血の症状や胃腸の消化吸収にも良いはたらきがあります。

 

デーツは、薬膳食材ではないものの、このなつめと同じようなはたらきを私は実感しているんですよ。

 

 

女性にとって、血は、からだを温める材料だけではないようです。

 

中医学では、血こそ精神安定剤そのものと言われているんです。

 

もしも、からだに血が少なくなれば、それが原因で、鬱の症状にもすすんでしまうこともあります。

 

女性にとって、もちろん子宮にも血は大事。

 

子宮を温めるなら血を子宮に届けなくてはなりません。

 

ですが、肝(臓)や心(臓)に血が少ないのに、子宮まで血を届けることは難しいんです。

 

そんなとき、食べ物で、肝、心にたくさん新鮮な血が溜められたら、必ず、子宮まで血で満たされます。

 

 

なつめやデーツは、血をたっぷり補うはたらきがあるので、子宮をよもぎ蒸しのように、温めてくれます。

 

食べるだけで、子宮も温まってくるんですから、嬉しいですよね?

 

誰の手も借りずに、スーパーで買って食べるだけで、まるでよもぎ蒸しの効果。

 

からだも蘇ります。

 

血をたくさんからだに満たしていきましょう。

 

そうすれば、婦人科系の病気も、赤ちゃんが授かれない悩みも、産後の鬱も。

 

更年期の体調の悩みも、ストレスでやる気が出なくなったり、あらゆる病気も少なくできます。

 

「病は、気から」と、気の不足からおきることはもちろんですけど、女性の病はともすれば。

 

「病は、血から」の方が、納得できるかもしれませんね。

 

 

 

『デーツとイチジクの蜜膏(みっこう)』

 

デーツを食べすぎると、胃腸がもたれてしまう体質の方もおられるので、今回はイチジクを一緒に合わせました。

 

胃腸の消化吸収を良くする作用もあるイチジクが、スムーズに消化をすすめてくれます。

 

 

【材料】

いちじく      中4個

デーツ       8個~10個程度

レモン汁      小1

 

【作り方】

いちじくは、果実をスプーンで取り出す。

デーツといちじくの果実をフードプロセッサーで攪拌する。

レモン汁を加える。

 

【使い方】

カレ-やハンバーグのソースなど、いろいろアレンジ料理に使えます。

また、ヨ-グルトや、パンやクラッカーにのせて食べても、なかなか美味しいです。

 

 

 

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お読みいただき、ありがとうございました。