薬膳で笑顔咲く

自然界の食材の恵みで人の健康を紡ぐ薬膳

閉経の前後5年、スッと力を抜いても病気のリスクを下げられる方法

こんにちは。

国際薬膳師 提中 知子です。

 

40代から50代にかけて、女性のからだは、閉経の時期を迎えます。

パターンは個人差がありますが、毎月から隔月になり、3か月に1回。

やがてまったく来なくなり、閉経を迎えます。

 

閉経すると、ラクになると思いがちですが、それだけからだのバランスが崩れやすくなります。

この閉経を迎える前後5年、計10年の間の過ごし方や食生活が、更年期の症状や体調不良、大きな病気のリスクを上げてしまうことにもつながりかねません。

 

また、個人の生活環境も大きい影響があります。

この時期多くの女性にとっては、仕事も責任のあるポストについておられたり、家族の介護や子育てなどで、からだを知らない間に酷使されることが多いです。

 

からだの年齢的な老化の部分と、酷使につながる生活環境の部分が合わさって、思わぬ病気を突然経験することもあります。

わたしも40代半ば、介護と双子の子育てで、からだを酷使したことが原因で、腎盂腎炎を発症しました。

 

この閉経前後の5年、計10年間の過ごし方の違いで、更年期の症状や病気のリスクをずいぶん軽くすることが出来るので、ご紹介します。

 

食生活のポイント:

からだの陰と陽のバランスを平衡に保つ食事(薬膳)を心掛けること。

からだを温めることは血行を促進させて、水分代謝も良くなるため、温活は大事です。

ただ、閉経前でも、閉経後でも女性は、陰、つまり血や水分が減ってくる傾向にあります。

 

温めすぎると、血や水分が少なくなり、血行も悪くなって水分代謝にも影響する場合があります。

温めすぎず、冷えすぎずのちょうど中間のあたりが、からだが一番健康な状態になります。

 

そのためには、陰と陽のバランスを平衡に保っていく食事が大切です。

薬膳料理は、陰と腸のバランスを平衡に保っていくことを得意とする食事なのです。

 

油っこい食べ物、甘すぎる食べ物、濃すぎる味付けの食べ物、辛すぎる食べ物、冷たすぎる食べ物を避けること。

病気のリスクを高める可能性のあるものを、病理産物と言います。

病理産物は、上記の食べ物でできやすいです。

 

つまり、からだの中で、病気の原因にもなる、塊を作ってしまいやすくなります。

食事の味付けや、嗜好は、人によってまちまちですが、習慣になっていても意識一つで変わるものです。

 

特に市販のレトルトやドレッシング、ソース類などに嗜好が慣れきってしまうと、味付けがついコクなりがちです。

出来るだけ、しょうゆや酒、中華調味料など基本的な調味料をキホンにそろえ、自分で使いまわしてアレンジされることをおすすめします。

 

キホンは、薄味です。

閉経前後5年、計10年を少しの工夫でも取り入れていけば、更年期の時期でも、肩の力を抜いても元気に過ごしていけるでしょう。

 

もしも、閉経前、閉経後でも、体調に不安な点があればご相談ください。

ご相談は、かりんるーむでゆっくりお聞きさせていただきます。

 

お一人で悩まず、未病の専門家 国際薬膳師へご相談ください。